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第百十三羽 ページ20
ア/コ)A！
貴)・・・ゲホッ・・・うッ・・・ぇ・・・
ア)A、A！
貴)・・・
部屋は、真っ暗だった。
一瞬何処にいるのかわからなかった。
でもすぐに気づいた。
Aはベッドに横たわり
時折肩を震わせ
全身の痛みに耐えてるみたいだ。
けどその顔に
表情はなく
その瞳は
ただただ、虚空を見つめる。
コ)ねぇ、返事しなさいよ
ア)A…聞こえてる？
コ)！？・・・そんな、それは、ない、わよ
聞こえてる、はずよ・・・
ア)・・・
僕もそう信じたかった。
けどなにも反応しないなんて、おかしい。
恐る恐る、Aの肩に手を伸ばした。
ア)A・・・
トン
貴)(ビクゥッ)・・・ぁ・・・っ・・・？
ふれた瞬間、Aがビクッと肩を震わせた
ア)やっぱり…聞こえてないんじゃ…
貴)誰・・・？
コ/ア)！？
貴)ごめん…今…っ…聞こえない、んだ…
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作者名：RedEater | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/monster/
作成日時：2013年3月17日 14時
