強いて言うなら人選ミス【BLUELOCK】

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『え〜、審判??』

絵心「その試合ではお前がルールだ」『やる(食い気味)』
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私人生で1度は言いたかったんだよね「このフィールドでは私がルールなんですわ」って。素晴らしい機会をありがとう甚八君。



絵心「サッカーのルールは覚えたな？」

『うん、ばっちし。任せて』

絵心「アンリちゃんの審判も一応あるけど、失敗したら減給ね」

『なんて横暴な』



心境的には【はじめてのしんぱん！！】って感じなのに、甚八君にとっては【審判も録にできねぇのかこの木偶の坊。売るか。】って感じがするの何、容赦をご存知なさそう。

…確かにお金をもらってるわけだからちゃんと仕事をしなきゃ行けないのはわかるけど、この仕事ほぼ強制だからちょっと思うところもあるんですよね〜。



『初めての審判が最終試合って責任重くない？』

絵心「ごちゃごちゃ言ってないで、早く飯食べて少しでも多く審判の復習しろ」

『はーい(素直)』



＿＿＿
＿



『えっと、試合開始直後は一旦離れて…』

凪「あれ、なんでいるの。顔芸さん」

『レッドカード出しそう』



覚えたことを呟きながら先にフィールドに入って整備確認をしてると現れた凪君。と、半歩後ろに御影君と剣城君。
身体測定の日からもちょくちょく顔合わせはしてたのに未だに名前覚えてくれないから怒だよ私。あと顔芸って呼び方も気に食わないし(本音)



『今日の審判私なの』

御影「できんの？」

『見てわかるように私高スペックなんですよね〜』



ニコニコしてそう答えたらﾊｯ、て御影君に鼻で笑われた。「絶対なんかやらかすだろ」って不謹慎な言葉も添えてね、失礼極まりないよボンボンめが


『昨日の夜もちゃんと勉きょ「A」あ、千切君、こんにちは』


御影君にいかに私がサッカーの勉強をしたのか、熱弁しようとした瞬間肩が掴まれて強制的に振り向かされる、振り向いた先にいたのは千切君で、さっきの凪君同様「なんでいるんだ？」って問いかけてきた。



『今日はね、なんと私が審判するんだよ。よろしくね』

千切「…ふーん。なら早くポジションにつかせろよ時間ないぞ」

『あ、はい分かった』



なんかお嬢今日不機嫌？？

聞いた割に冷たく返事して自分のポジションに戻って行ったお嬢を横目にそんなことを思いながら選手達に呼びかける。

皆がちゃんとポジションについた頃の画面の数字は00:8。

コレが0になったら笛を吹いて、試合を開始だ。ひゃ〜緊張する…。




・


〈ﾌﾟﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｯｯ!!!!〉


フィールドに響くは笛の中途半端かつマヌケな音
"伍号棟"最終試合開始と同時に減給確定の瞬間だった。

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