齋藤飛鳥・貧血を甘く見てはいけない《和田まあや》 ページ28
飛鳥side.
飛鳥「……んぅ…。」
今日は起きた時から少しのめまいと浮遊感。…鏡で瞼の裏を確認してみれば若干白い…。
朝から貧血か…。ついてないな……。
そう思いながらも、今日はまあやと久しぶりに出かける。本当に2、3年ぶりくらい。…だから昨日から楽しみにしてたからドタキャンするなんて絶対できないし…。
せっかく休みが重なったんだから…行ける時に行かないと次はいつになるかわかんないんだから…。
歯磨きして着替えて、メイクして。…顔色悪いのを隠すためにいつもよりファンデ多め。…ほんとはネイルもしたかったけど、今の私はネイルの匂いで気持ち悪くなりそう…。
髪の毛も特に束ねるわけでもなくとかして寝癖まとめるだけ。
家を出るギリギリまでソファで横になって少しでもマシになってくれないかと願う。
でもそんなに変わるわけもなく時間が来てしまった。
今日は朝からだけど、普通に考えて平日なんだから朝の電車なんて通勤ラッシュでぎゅうぎゅう。…絶対酔う自信しかないからタクシーにした。
んだけど…。
タクシーでも酔うんかい。
私の体どうなってんの…。今まで酔ったことなんてあんまりないから対処法知らないし余計に体力奪われる…。
対処法を検索しようと思ってスマホ開くけど画面が眩しくてまた体調は悪化。…もう何にもしない方がいいかと思って目を瞑って眠ることにした。
幸い目的地に着く頃には車酔いは多少治まってたけど貧血は悪化してる気がする…。
とりあえず、まあやとの待ち合わせ場所に。
待ってる間は普段は絶対に座らないベンチに腰掛けて深呼吸。…はやく治れ…。
まあや「飛鳥〜。お待たせ〜。」
数分して、まあやが駅の方から走ってきた。
まあや「ごめん、待たせちゃった。」
飛鳥「…全然大丈夫。」
飛鳥「じゃあ行こっか…。」
まあや「うん！」
別に行き先を決めてたわけじゃないけど、モールの中を歩いて気になったお店に立ち寄る。…そうして数時間、そろそろお昼どきでランチも混んでくるからと早めに食べることにした。
けど、今の私に食欲なんてものは一つもない。
今すぐ横になりたいくらいしんどい…。やっぱキャンセルすればよかった…。こんなんじゃまあやに迷惑かけちゃうじゃん…。
まあや「飛鳥？…あそこの席空いてるからあそこにしよ。…あと、ちょっとお手洗い行ってくるね〜。」
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ひかり(プロフ) - 山下美月が体調悪いの隠しててそれが飛鳥ちゃんにばれるみたいなお話がみたいです！ (2022年9月6日 18時) (
レス) id: e8eb66fe2d (このIDを非表示/違反報告)
飛実(プロフ) - 飛鳥ちゃんがリハーサル中にステージから落ちてそこには冨里奈央ちゃんしかいなくて飛鳥ちゃんは怪我を隠してしまうお話がみたいです。 (2022年6月22日 13時) (レス) @page1 id: d8850a5c7f (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - いくたーりあんさん» リクエストありがとうございます！！ (2022年6月11日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - いちごミルクさん» リクエストありがとうございます！！ (2022年6月11日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)
いくたーりあん - 飛鳥と生ちゃんの小説で飛鳥が1人で抱え込んでしまってそのまま体調不良になっても隠し通そうとする飛鳥に気づいて話聞いたり看病する生ちゃんの話を見たいです。 (2022年6月11日 2時) (レス) @page50 id: db4aed9fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛彩（ひあや） | 作成日時：2022年4月1日 10時
