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美月は限界まで頑張ったのだろう。…ステージから姿が見えなくなった瞬間、裏にはけてすぐに戻してしまった。
急なことで理解が追いつけなかったけど、梅が背中さすったり、スタッフさんが慌ただしくしてるのをみて我に返った。
梅は次の曲がある…。梅から美月を預かって、医務室に行った。
山下「………ﾊｱﾊｱﾊｱ…ﾊｱﾊｱ…っ……ﾊｱﾊｱﾊｱ…っ……う…ﾊｱﾊｱ…ﾊｱ……っ…。」
看護師「美月ちゃん、ゆっくりよ〜。私に呼吸合わせてね〜。すぅーはぁー。」
山下「ﾊｱﾊｱﾊｱ…っ…ﾊｱﾊｱ………すぅ……ﾊｱﾊｱﾊｱﾊｱ…っ…すぅ……っ…ﾊｱﾊｱ…。」
看護師「そうそう。上手上手〜。」
吐いた衝動か何かはわからないけど、過呼吸になった美月。…看護師さんが呼吸を整えて。
数十分後、眠った美月。…その顔色はまだ青白くて…。
看護師「とりあえず、ひと段落かな。…次目が覚めた時はちょっとでもマシになってるといいんだけどね。」
そう言って苦笑いを浮かべる看護師さん。
久保「……そうですね。」
看護師「アイドルの子ってね、自分の限界に気づかない子が多いのよ。まだやれる。とか迷惑かけれない。とかね。…でも、体は気持ちについてなんていけないから、ちゃんと休むのが1番なの。」
看護師「みんな頑張りすぎなのよね〜。」
久保「そうなんですか…。」
コンコン。
スタッフ「失礼します！…あのっ、4期生の北川悠理が倒れてしまって…。」
看護師「倒れた？」
スタッフ「はい…貧血みたいなのですが…。ここ空いてませんよね。」
看護師「そうですね…。あっ、じゃあ私そっちに行きます。」
スタッフ「お願いします！」
看護師「史緒里ちゃん、ちょっと抜けるけど大丈夫？」
久保「あっ、全然大丈夫です。」
看護師「じゃあ、お願いね。」
久保「はい。」
私と美月は最後の曲までは出番はない。…それまでは休んでほしいけど、症状が改善されなかったら休むほかない。
山下「……っん……ぅ…。」
久保「美月？」
山下「………久保…。」
久保「体調どう？」
山下「頭がガンガンする……っ…。」
久保「そっか〜…。氷枕か何か持ってこよっか。」
山下「……ん…。」
そう言ってまた目を瞑る美月。…まだあんまり調子よくなさそうだな…。
久保「美月、持ってきたよ。…ちょっと頭あげるよー。」
そう言って氷枕を下に敷いて。
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ひかり(プロフ) - 山下美月が体調悪いの隠しててそれが飛鳥ちゃんにばれるみたいなお話がみたいです！ (2022年9月6日 18時) (
レス) id: e8eb66fe2d (このIDを非表示/違反報告)
飛実(プロフ) - 飛鳥ちゃんがリハーサル中にステージから落ちてそこには冨里奈央ちゃんしかいなくて飛鳥ちゃんは怪我を隠してしまうお話がみたいです。 (2022年6月22日 13時) (レス) @page1 id: d8850a5c7f (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - いくたーりあんさん» リクエストありがとうございます！！ (2022年6月11日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)
飛彩 - いちごミルクさん» リクエストありがとうございます！！ (2022年6月11日 6時) (レス) id: 594cd0f0fc (このIDを非表示/違反報告)
いくたーりあん - 飛鳥と生ちゃんの小説で飛鳥が1人で抱え込んでしまってそのまま体調不良になっても隠し通そうとする飛鳥に気づいて話聞いたり看病する生ちゃんの話を見たいです。 (2022年6月11日 2時) (レス) @page50 id: db4aed9fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛彩（ひあや） | 作成日時：2022年4月1日 10時
