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『…は、…何処だここ。』
ある空間で私は目を覚ました
周りは全部闇 闇 闇
何一つ光も見えやしない
『( なんでこんなところに )』
全くもって記憶がない。これが記憶喪失ってやつか
強いて言うなら何かが私を迎えに来たような…
考えてもわからないようなことを考えるなバカか。私は。労力がもったいない
待て。こういうときは自分の好きなものを思い出すのだ
『腐……腐……』
腐とは 男と男の恋愛のことだ
考えるだけでニヤケが溢れてしまう
多分今の私は変態のような顔をしておるだろうが
誰もいないからいいだろう
ここかどこか考えるのは時間と労力の無駄
『早く見たい…私の至福』
そう呟いたところで最悪の事態に自分が置かれていることに気づいた
私が居るのは真っ暗な空間
私の至福は外にある
『(ということは……)』
ここから出ないと拝めない!
『誰か!誰か!開けてくれ!!』
近くにある壁のようなものを壊れそうな勢いで叩く
だが、外からは一つの音も聞こえやしない
冷や汗がダラダラと垂れてくる
手からは骨達の悲鳴が鮮明に聞こえる
だが、そんなことは私の行動を止めるには至らない
ここで諦めてしまったら私は
二度と自分の
『誰か!獣でもなんでもいいから!開けて!』
周りはやはり音1つない
もう1度声を張り上げようとした時
私にとって希望の音がこだました
「やべぇ、そろそろ人が来ちまうぞ、早いところ制服を……う〜ん!この蓋! 重たいんだゾ。」
『( …この声、まさか男!? )』
男性特有の癖のある低い声
でも高さも感じるからショタかな!?
でも声が高い男の可能性もある。だったらこの声の主は◇◇×◆◆だった場合のの◆◆の方だな。
みんなの前では強気だけど家では甘えん坊的なやつ。うん。テラ萌えす
私の妄想腐女子サーチが反応する
『……て、そんなこと言ってる場合じゃない!』
自分の妄想スイッチにOFFをかける
『そこの声の主!開けて!』
声を張り上げて見えない声の主に語りかける
だが声の主からの応答は数分たってもこない
聞こえていないようだ
「こうなったら………奥の手だ!
ふな”〜〜〜、それっ!」
その時だった
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私の視界の隅に鮮やかな青が映ったのは
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作者名:123 | 作成日時:2022年5月2日 19時