BLEACH - 最強･最恐,零番隊隊長の復活 - 零番隊隊長編

-九- 市丸side ページ10

ソファに横になりうたた寝をしていると、突然大きな音に睡眠を妨害された


な、なんやの？
人が気持ち良う寝とったときに…


思わず体を跳ね起こし、扉の方を見ると何故か扉が外れていることがわかる

そしてそこいるのはイヅルと見覚えのある少女だった




「な、何するんで「Aちゃんやないの！」




扉が壊れて怒るイヅルを押しのけ、Aちゃんの前に出る

すると目の前であからさまに嫌そうな表情をし、ボクを見た




『げっ…三番隊隊長って銀狐だったのかよ！？』




『うわーこなきゃよかったー』とかなんとかいう、Aちゃんを無視して思いっきり抱きつく




「ぇえ〜そんな言い方せんでもえぇやん」

『だ、抱き着くな！』

「ボクに会いに来てくれたんやね♪」

『だー！無視すんな！』

「イヅルーお茶持って来てぇな」

「は、はぁ…」

『いい加減離せやッ！』




Aちゃんのいうことを尽くスルーし、抱きついたまま返事を返す


文句を言いながら暴れとるけど、そんなんで離す訳あらへんやん

こないな面白い子中々居らへんし
…気に入ったんや、ボク




『殴るぞ？』

「そないなこと出来へんくせ『とりゃッ』痛っ痛いやん！」




ほ、ほんまに殴ってきおった…
冗談や思うたのに…


殴られたお腹を大袈裟に抑えながらそんなことを思う




『ふっ、思い知ったか！！』そう言って得意げな顔をするAちゃん




「負けへんよ？」

『…次は殺「殺人はあかん！」ッチ』




今のは目がマジやった
この子怖いわぁ


笑いながらそう思う、ボク
本音を言ってしまえば、全く怖くなんかないんやけど


目の前で笑うAちゃん


その姿はただの少女にしかみえない


だが腰に巻かれている羽織には大きく零番隊と書かれていて、霊王直属の零番隊隊長であるということをはっきり示している







そんなAちゃんを見て、頭に浮かぶのはアノ人



またおもしろそうなコマ見つけた思っとるんやろうな


そうやろ？









_____________サン

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