BLEACH - 最強･最恐,零番隊隊長の復活 - 零番隊隊長編

-七- 檜佐木side ページ8

軽くって…
零番隊隊長
イメージとは全く違う人だな

もっと偉そうな人だと思ってたぜ
てかゴリラみたいな人かと…


目の前にいる女性をみてそんなことを考える

まあ女性というより少女に近い出で立ちだが、零番隊隊長というんだから凄い力を隠し持っているに違いない




「いや、でも隊長ですし…」

『んなこと良いってもんよぉ〜』

「でも隊長は隊長ッスから」




そう言えば何故かむすっとしたような表情になる零番隊隊長


…面白い人だな




「それにしても…何してるんスか？」

『あぁ！忘れてた！！ねぇ、十三番隊ってこっちで合ってる？』




十三番隊…？


そう聞き俺は少し違和感を覚える

確か零番隊隊長は十番隊預かりになっていたはず
なのに何故、十三番隊とは真逆であるこちらの隊へ…？




「あの、全く逆ですよ？」

『嘘！？…いやぁ、あたし方向音痴って訳じゃないんだよ？ただ寄り道したいなーなんて！！』




目をキョロキョロと動かしながらそう言う零番隊隊長
不自然に頬を掻いているこの様子を見ると、本当に道を間違えていたのだろう


方向音痴なのか

…本当にこの人に隊長なのか？
どうしてこの人は隊長になれたんだ？


そんな失礼なことを考えているとムッとした顔で俺の方を見てくる零番隊隊長




『あ、今なんか失礼な事考えてるだろ？』

「え？何でわか…そんな事考えてないですよ」




この人は読心術でも使えるのか

俺は慌てて否定しながらそんなことを思う




『…マジ？』

「あ、マジっす」

『なら許す！…それじゃもう行くわ、じゃーな！！』




笑いながらそう言った零番隊隊長は手を振りながら十三番隊の方にむかって歩き……出さなかった


逆だ
まったく逆だ









「だからそっちじゃ無いですって！」

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