BLEACH - 最強･最恐,零番隊隊長の復活 - 零番隊隊長編

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日番谷に頼まれてやった紙の束をもって外を歩く
今更“おつかい”なんてしなきゃ良かったと思った


とてもめんどくさい！！
その辺の茶屋にでも行きたいです！！




『あ、そういえば何番隊に届けに行くんだろ？』




考えてみると詳しいこと何も知らないな
そう思い手元にある紙の束を確認してみる

右上に書かれた漢数字

それは今から届ける隊を表しているようで、筆で丁寧に書かれた字から隊長の几帳面さが感じられる


[三．四．五．六．八．十一．十三]


その漢数字を見てあたしは絶句した
せざる得なかった


…どんだけ行けっていうんじゃ！！

つーか三番隊と十三番隊って真逆やないかーい！
嫌がらせ？
嫌がらせですか日番谷くんよぉ！！！


いくらつっこんだって日番谷には届かない
絶対後で倍返ししてやる

心の中でそう決心する




『ちくしょう…あたしはパシリじゃ無いんだよ！』




思わず大声で叫ぶ
もちろん羞恥心なんて感じるわけはない


てゆーか零番隊隊長を使うなんて…
良い度胸してるな

殺しちゃうぞ
あ、これ違うアニメだわ




「あ、零番隊隊長さんじゃないっスか！？」

『え？』




突然知らない人に話しかけられ間抜けな声を上げる
そして顔の69と書かれた刺青をみてまた驚く


いかっつ！
え、何、護廷十三番隊ってこんないかつい人居るの？
それともいかつい人ばっか？！

いいのか？
このままじゃ破滅の未来しかねぇぞ！


そう思いながら頭を抱えていると「大丈夫ですか」と69に聞かれる

丁寧な言葉遣いに驚き69を見ると彼は微笑み、かと思うと自己紹介を始めた




「俺は檜佐木修兵って言います」




敬語？え、敬語？
あれ見た目とのギャップでかっ！！


失礼ながら目を点にして思いっきり驚く

だってまさかこんな丁寧な人とは思わなかったからさ！！





『あたしは華琉A…にしてもお硬いな！もっとかるーくで良いよ！』

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