BLEACH - 最強･最恐,零番隊隊長の復活 - 零番隊隊長編

-弐十- ページ21

「…仕方ないね。じゃあ、僕の斬魄刀の始解を見せてあげるよ」



しつけぇな、こいつ
だから遠い昔見たっつってんだろーが！

あ、言ってないですね知ってます


それとも何ですか？？？
あたしが斬魄刀について何も教えなかったから？

いやだって仕方ないじゃん

斬魄刀の名前とか教えたらあたしってこと解っちゃう



トントントン



ドアを叩く音が響く
そして続いて聞こえたのは「失礼します」という声とドアの開く音



「失礼します。藍染隊長、華琉隊長、御紅茶お持ちしました。…って御二人とも如何して刀を構えあってるんですか！？」



あ、可愛い桃ちゃんだぁ…
ってえ？
刀を構えあってる？


桃ちゃんは目を大きく開き驚いている
あたしは惣右介の手にある斬魄刀と自らの手にある斬魄刀を交互に見、納得する


…確かにそう見えない事もないかも


あれですか？
何隊長同士の殺し合い的な？
…んじゃそりゃ



「雛森君、そう言う訳じゃないよ。僕ら＿」



面白い事を思いついたあたしは
そこまで言いかけた惣右介の言葉を遮り、冗談を並べる



『そうだよ、桃ちゃん！あたしは藍染の事をやっつけようとしてたんだ！！』



そう言えば、惣右介の前に盾のように立ちふさがる桃ちゃんは
焦ったように「やめてください！」と声をあげている


…アレ
なんか羨ましいぞこの野郎(惣右介)

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