BLEACH - 最強･最恐,零番隊隊長の復活 - 零番隊隊長編

-壱六- ページ17

五番隊隊士の人に案内して貰い隊首室の前につく


…そういえば、五番隊隊長って誰になったんだろ

五番隊と聞いて真っ先にあたしの頭に浮かぶのは金色のロン毛


(でもあいつはもう―)


…あー、散れ散れ散れ！！
嫌な事は考えるな！！

頭を振っていると、いきなり肩を叩かれ話かけられた



「君は隊首室の前で何をしているんだい？」

『うおっ！？』



んな！？
び、ビビった

なんとあたしの後ろに立っていたのは隊長羽織を身に纏った男
そう五番隊隊長だ


茶髪にメガネになんだか胡散臭い笑顔

…ん？こいつどっかで…？
みたような見ていないような

何だか頭にひっかかる



「っと、君は零番隊隊長のA君じゃないか」

『あ、そうっす！えーと…アンタはぁ、誰だ』

「五番隊隊長藍染惣右介だよ」

　

ご丁寧に自分の隊まで教えてくれる
いや、でもそんぐらいわかってたからね？？？


に、しても何だか懐かしい気がする

藍染惣右介…
惣右介…

あ！！


―思い出した、副隊長だった惣右介だ

よく顔を見てみると全く変わってない事が分かる


…てか待って、これあたしまた忘れられてね？
いったいあたしどんだけ忘れられてんの
ほんとなんなの、まじで！！

いや別に忘れられてんの辛い訳じゃないし？？？
てか100年経ったから忘れてても仕方ないし？？？
むしろ忘れて貰ってた方が助かるし？？？


印象変わったんで！！
身長伸びたんで！！

…うそです伸びてないです



「どうしたんだい？A君」

『どーもしてないよ、いえーい』



あたしがそう答えると「そうか」と短く返事を返してくる惣右介


…つーか何こいつタメ口ですかタメ口
くっそ、お前この前まで副隊長だったろーが！

なんだか気に食わず自然とむすっとした顔になってしまう



「私に話があるんだろう？あがって行くといいよ」



あたしがYESと答えるのと同時に、惣右介が五番隊隊首室を開ける


中に入るとそこには女の子がいた


いや、ほんと可愛い女の子ですよ
もとい、天使だわ



「あ、藍染隊長！…っと零番隊隊長さん！初めまして、私雛森桃って言います。五番隊の副隊長を務めさせていただいています！」



あたしを見て少し驚いた顔をした後に、丁寧な挨拶と共にぺこりと頭を下げた桃ちゃん
…可愛すぎだろ









惣右介うらやましいな、おい

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