BLEACH - 最強･最恐,零番隊隊長の復活 - 零番隊隊長編

-壱- ページ2

「うお、やっべぇ。寝坊した！！」



今日は零番隊隊長として尸魂界に派遣された日
つまりあたしが零番隊隊長だと知らせる日だ

そんな日に限ってなぜか目覚ましが一時間遅くセットされているという…

ん、な事を考えながら走っていると早くも一番隊の前についた




「それでは隊首会を始める」




あっちゃ…
始まっちゃってるよ
もうばっくれて逃げるか


引き返そうとすると、ドアの奥から聞こえたしわがれたじいさんの声




「…華琉A。そこにおるのじゃろ？入れ」




げっ
じいさん、気づいてたのか
仕方ない、行くか

仕方なくあたしは扉を手で押し開け、部屋に入る




『えー…ちわっす！華琉Aでっす！零番隊隊長です！』




100年ぶりくらいの尸魂界に心を踊らせながら挨拶をすれば、そこにいる隊長の全員―勿論じいさんは除く―があたしの方を見てくる


え、なに
皆なんでこっちに注目してんの？

しかも口ポカーンと空けてすげぇアホ面だし
あほですか？
もしかして、あなたたちみんなアホなの？


そんなことをのんきに考えているとキツネ顔の男と小さな男が口を開いた
背中の隊長羽織にはそれぞれ三番隊、十番隊と書かれている




「…総隊長。こんなガキが零番隊隊長なんですか？」

「いやぁ、奇遇やな。十番隊長サン。ボクもそれ、思ってたとこやよ」




その二人からでたのは失礼極まりない言葉


なんだ
この失礼な銀狐とチビ…

何ですか
初対面でいきなりガキですか

いやあれでしょ
そこの銀髪チビのがガキだろ！！


身長の他にもガキに見えるところを探そうとするが、雰囲気は悔しいがあたしよりも大人っぽい




…くそぉ

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