【BLEACH】空座決戦篇 II (ページ42)

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225.実行、絶滅。ページ42

_____死んだか

スターク、リリネット。

孤独が故に自分を創り出し、強過ぎたが故に、また自分を失った。

弱ければ、藍染隊長に引き込まれずに済んだのに。
弱ければ、ずっとこの先も、あの場所で、二人でいられたのに_____

『ギン、もういいさ』

要に代わり、平子真子と目にも止まらない速さで刀を交えていたギンを止める。

藍染隊長は、ついさっきハリベルの元へ向かった。

『もう、終わりらしい』

「………何やと…?」

視線を遠くへ移す。平子真子もそれに習い、顔を向けた。

本当に私と同じようにしたならば、彼の視界には、氷の欠片を散らせる冬獅郎と仮面の軍勢を相手に戦う、ハリベルが映った筈だ。

そして、彼女の後方に現れた藍染隊長も。

「…藍染……様」

突然現れた上司の存在に、不安気に眉根を寄せる。そんなハリベルの腹を、藍染隊長は躊躇いもなく横に掻き斬った

「な…」

鮮血が飛ぶ。滑らかな褐色の肌は、一瞬にして赤く染まった

「用済みだ」
「どうやら君達の力では、私の下(もと)で戦うには足りない」

「A、ギン、要」
「行くぞ」

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