真昼の過去 ページ19
真昼side
真昼「俺はまだ四歳の頃…父さんに虐待されてたんだ…母さんに隠れて…」
皆─真昼「っ！！」
真昼「それで…俺が五歳の頃…母さんが気付いて…それで母さんは父さんと離婚して…俺は虐待されてたのもあって…人間が怖くて…人間不信になった…」
あぁ…他人に打ち明けるのって…
こんなに勇気がいるんだ…
でも…何か気持ちが軽くなって…何か、スッキリする…
真昼「それで…小学校に入って虐められて……ずっと支えてくれてた母さんも…俺を守って事故で死んで…」
何で母さんが死んだんだろ…
俺が死ねば良かったのに…
椿「僕は良かったと思うよ。君が死ななくて…」
真昼「え…？」
椿「だって君がいたから桜哉ってば結構変わったんだよ？」
真昼「そう、なんだ…」
桜哉「ちょっと椿さん…真昼の話の途中ですよ…」
椿「あぁ、ごめん。続けて？」
真昼「えっと…母さんの葬式で俺…凄い泣いちゃって…それで親戚の人達に「こんな時に煩い」とか「本当、疫病神だな」とか…色々と言われて…辛くて…でも…いつも守ってくれた母さんも居なくなって…泣いてたら叔父さんが…引き取ってくれて…叔父さんって凄く格好良くて…俺、思ったんだ…『あぁ…叔父さんの真似…すれば…皆、嫌わないでくれるかな？』って…」
叔父さんが居たから…俺は頑張れた…
なのに…俺は叔父さんにまだ何も出来てない…
真昼「次の日、学校に行くと俺は早速叔父さんの性格を真似し始めた…最初は皆戸惑ってたけど…その内馴れて…虐めてこなくなって…友達も出来たし、嬉しかった…でも、時々思うんだ…それって本当の友達なのかな…って…俺にはそれだけで充分なの筈なのに…もっと望んじゃうんだ…これ以上は望んじゃいけないって…分かってるのに……」
俺は…幸せになればなるほどどんどんと欲望が強くなっていってる…
俺にはこれだけで…充分な筈なのに……
椿「何言ってるの？」
真昼「え…？」
椿「もっと望んで良いんだよ？逆に君は望まなさすぎる」
真昼「本当に…？もっと望んで…良いの…？」
椿「当たり前じゃないか」
真昼「そっか…もっと望んで良いんだ…」
椿「これからは何でもしたいことがあったら言ってね？基本、僕達は自由だから」
真昼「うん…！」
母さん、天国で元気にしてますか？
今日は俺に新しい家族が出来ました
その人達は凄く優しい人達です
母さん、今度こそちゃんと幸せになってみせるから…天国でちゃんと見ててね？
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厨二病少年(プロフ) - 雨槻さん» 初めまして！敬語苦手なら敬語じゃなくても大丈夫ですよ(*^^*)ありがとうございます！休憩しつつ更新を頑張ろうかと思います！！ (2018年9月30日 13時) (
レス) id: 26ce8e946a (このIDを非表示/違反報告)
雨槻 - はじめましてです。 敬語は、得意ではないので変になりますが。 受験頑張ってください。 休憩とかも大事ですよ。 (2018年9月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 30b187a32b (このIDを非表示/違反報告)
厨二病少年(プロフ) - ヤミさん» 御国さんが実は椿側だったらいいなぁ…っていう妄想が爆発した結果ですw更新頑張りますね！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 26ce8e946a (このIDを非表示/違反報告)
厨二病少年(プロフ) - レイさん» 面白いと言ってくださり光栄です！これからも頑張りますのでよろしくお願いしますね！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 26ce8e946a (このIDを非表示/違反報告)
ヤミ - 御国さんが椿側でも驚かないこの不思議... 更新待ってます！ (2018年7月10日 19時) (レス) id: d445b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
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