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はるside ▽
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時計を見るともういい時間。
ご飯も食べたいけれど、
マスクを取る事になるから
さすがにそれは出来ない
いつの間にか繋がれた右手は
れんくんの左手によって包まれていた
「あー楽しかった、そろそろ帰…」
目『あ、待って、行きたいとこある』
「え、でももう急がないとお店閉まっちゃうよ」
ぐっと手を引かれ早足でれんくんについて行く
目『好きなだけ買っていいよ、よーいどん!』
小さなカゴを渡されて
そそくさと売り場に消えていくれんくんの背中を追いかける
「好きなだけ?いいの?」
目『いいよ、駄菓子は俺が奢る』
「あはは、まじ?じゃあ好きなだけ選ぼっと♪」
最後に、と連れてこられたのは
れんくんがだいすきな駄菓子屋さん
れんくんとは違う方向に歩いてって
色んな駄菓子を見て回る
あ、これ、れんくん好きそう。
そんなことを思いながらカゴにお菓子を入れていく
目『はるちゃん選んだ?』
突然肩越しに声をかけられて飛び跳ねる
「びっくりした…うん、選んだ!」
目『よし、じゃあどっちがいっぱい買えたかお会計しよ』
「なにその勝負(笑)」
お互いの会計を済ませたら
当たり前のようにれんくんが袋を持ってくれる
「…なんか、あんまりだったね」
目『ね、ちっちゃい頃なんて全部欲しかったのに』
「500円しか使えなかった(笑)」
目『俺600円くらいだったから俺の勝ちね』
「これは、負けました」
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うさぎ(プロフ) - みささん» みさ様 コメントありがとうございます!長いお話なのに読んで頂き光栄です(;;)これからもよろしくお願いします!! (2022年12月26日 0時) (レス) @page42 id: 29b3b708e3 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - とても面白く、続きが気になります!更新を楽しみにしています (2022年12月19日 0時) (レス) id: 72192e2e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うさぎ | 作成日時:2022年12月11日 18時