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はるside ▽
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テーブルの上で震えるスマホの画面に表示されているのは
紛れもない、只今絶賛手を焼いている泉くんの名前
見なかったことにして画面を伏せたのだけれど
目『……いいの？』
れんくんに見られていると思わなくて
声が聞こえた瞬間ちょっと飛び跳ねた
「あ、うん、大丈夫」
目『なんか最近めっちゃ画面隠すじゃん、なに？』
怪訝そうな顔をしているれんくんに
素直に言える訳もなく…
「えー？そう？それよりれんくんクリスマスプレゼント何欲しい？」
そう、世間はすっかりクリスマスムード
うまくれんくんの意識を逸らそうと
必死に話題を変える
目『あークリスマスか、そろそろ』
うんうんと大きく頷くと
うーん、と考えているれんくん
よし、うまくかわせた…はず……
目『……そんなんで誤魔化せるほど俺馬鹿じゃないんだけど』
「…えっ」
目『顔に出すぎ、黙ってても隠し事してるの全部バレてるよ』
つんつんとほっぺたをつっつかれて俯く
悔しい、上手く誤魔化せたと思ってたのに…
目『でも俺はるちゃんのこと信じてるし別にいいや、気が向いたら教えてね』
ぽんぽんとわたしの頭を撫でると
そのままスマホに視線を落としたれんくんの横顔を
ちらっと盗み見る
隠したいわけじゃない
でも、れんくんに嫌な思いもさせたくない。
ふたつの気持ちの葛藤を感じながら
適当につけられたままのテレビを見つめた
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うさぎ(プロフ) - みささん» みさ様 コメントありがとうございます！長いお話なのに読んで頂き光栄です(；；)これからもよろしくお願いします！！ (2022年12月26日 0時) (
レス) @page42 id: 29b3b708e3 (このIDを非表示/違反報告)
みさ - とても面白く、続きが気になります！更新を楽しみにしています (2022年12月19日 0時) (レス) id: 72192e2e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2022年12月11日 18時
