. ページ27
はるside ▽
.
カーペットの上に座ってメイクをしていると
起き上がったれんくんと目が合う
「おはよ」
目『……おはよ。何時に出んの？』
「あと、40分くらいかな」
時計を確認して答えるとまたベッドに潜り込むれんくん
「れんくんは何時に出るの？1回帰るでしょ？」
目『着替え持ってきたからここから行く……』
「……あ、そう」
だから昨日あんなに大荷物だったのね。
昨日れんくんが片手に持ってた
大きめのバッグに視線を移して納得する
「起きないの？」
目『ギリギリまで寝る』
「いいけど…」
軽く髪の毛を巻いてひとつに束ねる
すっかり寒くなった世の中に負けないように
コートを羽織ってからカバンを持つ
「れんくん、行ってくるね」
頭まで布団を被ったれんくんに声をかけると
綺麗なお顔がひょこっと覗く
目『もう行くの……？』
「うん、行かなきゃ」
のそのそと眠そうなれんくんは
ちゃんと玄関まで着いてきてくれる
「ここに鍵置いてあるから。んー、持ってっていいよ」
目『えー合鍵？いいの？』
「にやにやしない」
合鍵という言葉に楽しそうに微笑む、
いや、にやにやするれんくんにわたしは苦笑いをする
目『…てか、あれ？』
近付いてきた手はわたしのハイネックの服を引っ張る
目『…隠しちゃったの？』
隠しちゃったの？ってことは……
「え、ねえ気付いてたの？」
目『気付いてたってか、俺がつけたし』
「れんくん以外居ないけど……確信犯？」
目『だって俺のだし』
両手でほっぺたを包まれてそんなことを言われる
「お願いだから高校生みたいなことしないで…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 816人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさぎ(プロフ) - mimeさん» mime様 お久しぶりです！ありがとうございます！！！たくさんきゅんきゅんしてください♡ (2022年12月9日 23時) (
レス) id: 29b3b708e3 (このIDを非表示/違反報告)
mime(プロフ) - かわいすぎます！！！ (2022年12月8日 17時) (レス) @page36 id: d504ca7cdc (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - みぃさん» みぃ様 コメントありがとうございます！一気になんてそんな長い時間いただいてありがとうございます(；；)これからもぜひ読んでください！♪ (2022年12月4日 11時) (レス) id: 29b3b708e3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ここまで一気に読んできました。涙がとまりません(>_<)続きを楽しみにしています🎵 (2022年12月4日 0時) (レス) @page3 id: 6ed58a0011 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさぎ | 作成日時：2022年12月3日 14時
