＊ ページ10
「長い間、疲れましたよね、ここからは違うことについて聞かさせてもらいます」
「……はい」
後ろでイーシンはキーボードを鳴らしながら
俺はキムミンソクに質問をする
「イムナナさん、ご存知ですよね、彼女が意識不明の状態で見つかりました、それはご存知でしたか？」
「……え？ナナさんが、ですか？」
読めない、全く読めない表情だ
それから質問を続けるも
彼女の近況については知らないようだった
「では質問を変えます、こちらの方をご存知ですよね？」
ブラックリストの男性の写真をテーブルに置く
まあそれは知ってるだろう
そいつを紐解いていったがために
今こいつはここに来ているから
「この方とイムナナさんが取引した際、あなたも付き添っていましたよね？何か異変はなかったですか？」
「異変……ですか？」
「あー、そうか、もはや異変ではなくなっていた、かもしれません、失礼しました。この会社と取引する際、必ず女性と同行されていますが、その女性に変化は見られませんでしたか？」
「………いえ、分かりません」
「そうですか、会社のあなたの同期がこの会社との取引後に消息を絶ち、その後同じ会社と取引後に部下が消息を絶っていますが、変化はなかった、ということですね、分かりました」
「……すみません」
「ではこちらの写真に見覚えはありますか？」
「…………」
「これはあなたが付き添ったと思われる取引の後にこの男性が撮った写真です」
「……すみません、分からないです」
「いえ、謝らないでください、また何か思い出したりしたらすぐにこの電話番号に連絡してください」
「……はい、分かりました」
「では、長い間失礼しました、これで今日は帰っていただいて結構です」
「……失礼します」
立ち去る前にこちらを向いてきちんとお辞儀したキムミンソク
「あの……」
「どうされました？」
「綺麗なものは、みんなで共有したい、そう思ったんだと思います」
「……？」
「では失礼します」
バタン
「何だよあれ」
「なるほど、写真を撮った理由か」
「おい、イーシン、何か分かったか」
「んー、でも黒に近いね、なんとなく」
「要注意ってことですか」
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オ - すごく面白くて、引き込まれました。とりあえず、すごく深かったです。もう終わっちゃいましたが、続きが気になる. (2018年7月9日 22時) (
レス) id: 7dfbf1448b (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - Ha Naさん» わー！理解してくださってありがとうございます。ミンソクの狂気の原点が元彼女にあったのでギョンスも同じ道を進むのか…先を書く想像力が乏しかったので読んでいただいた方の想像にお任せしてしまいました笑(丸投げ)関心を持ってくださってありがとうございました！ (2018年1月24日 13時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
Ha Na(プロフ) - コメントのお返事ありがとうございます。という事はギョンスとセフンとカイ、特に彼氏のギョンスはまだ今後救いの余地はあるかもしれないんですね！それかどんどん狂気の道へ進んでいくのか。もう完結しましたがまだまだ先が気になります！ (2018年1月23日 0時) (レス) id: 96c38fe9da (このIDを非表示/違反報告)
AI(プロフ) - Ha Naさん» 文章力が低くて申し訳ないです…ギョンスセフンカイに関してはミンソクの策略に負けてグルになったフリをしている…といったところです。ベクジョンデチャニョルはミンソク同様狂気的に主人公を愛してたので洗脳された感じです！ご質問ありがとうございました！ (2018年1月23日 0時) (レス) id: f8ac6dc10e (このIDを非表示/違反報告)
Ha Na(プロフ) - 初めまして。とても面白かったです。質問なんですがこの６人は最初からグルだったんですか？それともベッキョンの綺麗なものは共有という言葉にみんなが洗脳されてしまったのでしょうか？ (2018年1月22日 15時) (レス) id: 96c38fe9da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルク | 作成日時：2017年9月4日 2時
