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壁越しに2人と話す。

「そっちはどうでした?」

「医者がいて、倒して、ブラックエッグがあって、いろいろやって壊した」

「壊したぁ!?」

「まじすか!?」

「もうガチ天才だと思ったねこのオッサン」

「黙れデブ」

 190はしょぼくれたようだ。

「あとは特別室。カードキーで入れるっぽい」

「ああ、事務室でカードキー見つけましたよ」

 おお、有能。

「アラサー、カードキー」

「了解っす」

 多分全力で投げて、床に反射したカードは綺麗な放物線を描き、俺の手元へ収まった。

「それから書類ですね、読み上げます。『あの方からいただいた装置で囲んだものが天へと転送される。喫茶室と、健康診断の患者がいる401号室を装置で囲んでおくこと』」

「装置・・・・・・アレか。俺らの病室と、さっき壊したやつと・・・・・・屋上にもあるって言ったな」

「でもその3つだと、喫茶室が囲えませんね。倉庫には4つ分の保管バッグがありました」

「なら少なくとももう一つ・・・・・・喫茶室か屋上にもあるってことか?」

 190が口を開く。

「あの・・・・・・俺ら要ります?」

「・・・・・・」

「なんで黙るんすか??」

「デカいのは喫茶室調べてこい。コーラ星人は倉庫をもっと詳しく調べな」

 190はまたしょぼくれながら喫茶室へ向かったようだ。壁の向こうでも足音がした。

「あと、コーラ星人は金属パイプ見つけました。いざとなったらそれで医師を薙ぎ倒しましょう」

「そうだな、・・・・・・なんとなくわかったこととしては、あの方ってやつと病院が関わってるってことくらいか。今から特別室に行く。誰か居たらそいつとお話ししよう」

特別室→←治療室



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作者名:上下水道 | 作成日時:2023年9月23日 0時

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