1 . 新作こうかんこ ページ44
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「ねぇ、せーので出そう？」
「あ、待って。……おっけおっけ」
「いくよ？いくよ？
せーのっっ！！」
準備を済ませ、わざわざ閉じたパソコンをまふの「せーの」に合わせて二人同時に開く。
お互いの前で開いたパソコンの画面にはそれぞれ、お互いが完成させたばかりの曲の動画が収められていた。
「「おおおお〜！」」
「Aのこれは……前にRINEで相談してくれたやつ？」
「そう！まぁ、聴いてくれれば分かるよ
まふのこれは……」
「ふっふっふ……俺のは恋愛曲ですよ」
ハイテンションで動画を再生させて、動画内の解説や歌詞の意味を互いに把握する。
何がしたいのかと疑問に思うだろう。……そう。我々、新曲をこうかんこして、同時に投稿しようという話になったのだ。
「うわぁ……中毒性たっか……」
「お洒落な感じにしたかったんだけど……どうかな」
「凄い。うん、お洒落な曲だしお洒落な言葉
。なのに一つ一つに何重にも意味があって、考えれば考える程深い……やっぱAは凄いなぁ……」
「え、まふのが凄くない？何曲かが繋がってるっていうストーリー性も然り、選ぶ言葉も聴く人の心に正確に突いてくるし。中毒性でいったらまふの方があるかな……一音に乗せる言葉が多くても、廃墟の国のアリス同様歌いやすいし」
「わ"ー照れるぅ！！」
ぼぼぼ、と赤くなったまふにけらけらと笑う私。
もっと凄い人にも、テレビにも雑誌にも取り上げられている身なのに今更私の言葉で赤くなるなんて……いや、でも目の前で褒められたらそりゃあ照れるかぁ。
「……もう年末だね」
机のパソコンに目線を落としながら、ぽつりとまふが呟いた。
私は相変わらずまふの愛すべき猫ちゃんたちと戯れながら、「早いよね」と短く返す。
もう一年経ったんだもんなぁ……
今年は濃すぎる一年だったな、動画師になって、ウタイテにされつつもこんなにも良い人に出会えて。
「ねぇ、A」
隣に腰を下ろした彼の、いつもとは違う雰囲気を纏っていた。
「うん？」
「来年は……んーん、来年は、一緒のステージに立とうね」
途中で言うことを変えたのか、少し不自然にも取れるまふの言葉。「そうだね」と、するりと口から出ることは出来なかったが。
「……私には少し早いような気がするけど、ね。皆に比べたら私はだいぶ新米だし、……」
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ゆみか(プロフ) - 初コメ失礼します！ifの性別転換？のやつって消したんですか…？ (2019年9月23日 8時) (
レス) id: bac69d1b88 (このIDを非表示/違反報告)
塊(プロフ) - いえいえ！こちこそ！ありがとうございます！！！！ (2019年9月21日 6時) (レス) id: e61a9fc895 (このIDを非表示/違反報告)
塊(プロフ) - ええ！？いえいえ！謝らないでください！結構あの、お話が好きだったため衝動的にコメントしてしまっただけなので！気にしないでください！すみませんでした！強いて言うならまふまふさんとの絡み見たいです！欲張りですみません！ (2019年9月17日 19時) (レス) id: e61a9fc895 (このIDを非表示/違反報告)
塊(プロフ) - えぇぇぇええ！削除しないでくださぃぃいいいい！！ (2019年9月11日 13時) (レス) id: e61a9fc895 (このIDを非表示/違反報告)
yukakonaito39(プロフ) - リセちゃん好きすぎてつらいぃ← リセちゃんになりたい人生だったああああああ!! (2019年8月23日 22時) (レス) id: 78fb0dccf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯夢 | 作成日時：2019年7月25日 15時
