41. カラオケ ページ44
side……A
「わぁ……久しぶりのカラオケ！」
部屋に入るや否や、壁沿いに延びたソファに勢いよく腰掛ける。
この環境が久しぶりで高揚していた私の後ろに続いて入ってきた、うらたさん、坂田さん、志麻くん。
まふが「あんまり行かないの？」と首を傾げたのに私は頷く。
「こんなすぐに来ることになるなんて……」
「まぁええやん！リセさんの歌声生で聴けるんやから！！」
「うっっわ楽しみすぎて禿げるわ」
「楽しみだと禿げるんですか！？」
「ぶふっ」
席順は、最初に座った私は動かずに、テレビに近い方から私とまふと志麻くん、うらたさんと坂田さんで大きなテーブルを囲む形となった。
早速飲み物を取ってきて、タブレットを弄る。
「最初誰歌う？」
「あ、はい！久しぶりに歌いたいです！……いいですか？」
「大っ歓迎！」
「どーぞどーぞ！」
皆を見渡すと、キラキラした目で同意してくれるうらたさんと坂田さん。
「何歌うん？」と志麻くんが私に尋ねる。
「んーと……ゴーストルール、で」
この曲は最近覚えたものの一つだ。
少しでも歌い手さんたちのことを知ろうと、YouTubeやニコニコ動画を漁って聞きまくっていたらいつの間にか覚えていたらしい。もう完璧に歌える。
タブレットを操作し、曲が流れ始めた。
歌い出しは……高音でいこう。
まふの歌ってみたをイメージし、丁寧に歌い上げていく。思いのほか声の調子が良くて楽しい。
「うわあ……」
―――"足りないものを望んだら"
ここからはお馴染み低音ボイス。
今日は低音の調子もいいらしい、いつもより上手く低く出せる。
"孤独なピエロが"というところをを少しだけ伸ばし、次の"メーデー"の入りも低音のままで出した。
優しく出すことを意識し、そして優しく乗せるイメージで高音に切り替え、囁くように口ずさむ、"もう一度嘲笑ってくれるかな"
そこからはもう高音。強弱をしっかり付けて、ラスサビを歌いきる。
歌い終わり……私がマイクを下ろして皆を見ると、ぽかーんと間抜けに口を開けた四人がいた。
「……あ、ありがとう、ございました？」
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あーやんの向日葵畑(プロフ) - とても素敵な作品でした！良きです！もしよければ続編のパスワード可能でしたらお聞きしたいです、無理しない程度に頑張ってください！ (2020年1月12日 15時) (
レス) id: 6889ca0c35 (このIDを非表示/違反報告)
みこっち - めっっっっちゃっっっっくちゃ好きです！！！ドストライク！！！続き楽しみにして待ってます！もう犬のように！！ (2018年11月23日 21時) (レス) id: ef17909c6a (このIDを非表示/違反報告)
すずらん - 評価300を301にしてしまった罪悪感← 勿論10を押させていただきました！ (2018年11月19日 0時) (レス) id: a3f3cd9373 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 移行お願いします！ (2018年11月11日 17時) (レス) id: d404cb0bcc (このIDを非表示/違反報告)
祈る海星(プロフ) - 続きがとてもみたいのですが…ばけモノ様の無理のしない程度で！！！！！お願いします！！！ (2018年11月10日 22時) (レス) id: b8b471cbff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばけモノ。 x他1人 | 作成日時：2018年8月13日 15時
