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side……A
"才能"
その言葉が私宛てにキヨの口から出てくるのは、これで何度目だろう。
その言葉は、言われて嫌な気持ちにはならないかもしれない。でも、不思議といい気もしなかった。
……世の中には、"努力"を"才能"と決めつける輩がいることを知っているから。
すると私の思考を遮るようなチャイム音が、機材の散らばる彼の部屋に響いた。
それに反応し、ふらつきながらもチャイムに応えようとするキヨにはっとして、咄嗟に彼の腕を掴んでベッドに引き倒す。
「っ…な、！？なにすんだよっ！？！？」
「……寝てて。私が行くから」
「あ、あっ…そ。さ、んきゅー」
キヨの熱い身体から手を離し、そのまま逃げるように部屋を後にする。
あらかた予想はついているが、念の為インターフォンを確認すると、黒いキャップを被り、マスクを付けた背の高い男性を確認できた。
「おーい、俺だよー！」
……低い、というよりは低くしているかのような声。この人が、まふまふさん？
若干緊張しながらも玄関へと向かい、震える指先で鍵を開けてそっと取っ手を押す。
カチャ、といつもキヨの家で私を迎え入れてくれるこの音にすら緊張してしまう。
「……は、い」
「あ―――！？」
……キヨじゃないことに気づいたまふの優しい色をした目は、瞬間に警戒へと色を変えた。
「あ、すみませんキヨの友達です。……アイツに歩かせるのは無理そうだったので」
予め準備をしていた低い声。男性を装うのも慣れてしまったたこと。
騙すのに気が引けるのだっていつものことだけど、これはキヨやまふまふさんの為。今だけは許して欲しい……なんて、結局この先も騙すことになってしまうんだろうけど。
「あ、そ、そうでしたか！すみません……なんか」
「いえいえ、こちらこそ驚かせてしまいすみません。
……どうぞ？」
「あ、ありがとう、ございます……！」
人見知りかな……？
まぁフレンドリーでなければみんなこんな感じか。それに職業柄、初対面の人に警戒してしまうのは仕方ない。
まふまふさんの低くしていた声は解け、動画で聞いたことのある声になっていた。
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あーやんの向日葵畑(プロフ) - とても素敵な作品でした！良きです！もしよければ続編のパスワード可能でしたらお聞きしたいです、無理しない程度に頑張ってください！ (2020年1月12日 15時) (
レス) id: 6889ca0c35 (このIDを非表示/違反報告)
みこっち - めっっっっちゃっっっっくちゃ好きです！！！ドストライク！！！続き楽しみにして待ってます！もう犬のように！！ (2018年11月23日 21時) (レス) id: ef17909c6a (このIDを非表示/違反報告)
すずらん - 評価300を301にしてしまった罪悪感← 勿論10を押させていただきました！ (2018年11月19日 0時) (レス) id: a3f3cd9373 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 移行お願いします！ (2018年11月11日 17時) (レス) id: d404cb0bcc (このIDを非表示/違反報告)
祈る海星(プロフ) - 続きがとてもみたいのですが…ばけモノ様の無理のしない程度で！！！！！お願いします！！！ (2018年11月10日 22時) (レス) id: b8b471cbff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばけモノ。 x他1人 | 作成日時：2018年8月13日 15時
