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番外編 月下の野薔薇姫の不思議な三日間 その5 ページ9

(一日目)
 翌日、今日は一日書類仕事。部下から預かった書類をテキパキ片づけていく。


「・・・・あれ、これは」


 任務の報告書を見るとそれは野薔薇団と大鷲団が同じ任務をした報告書だ。へぇー、珍しい。任務は確か上級貴族の護衛。報告書の内容もしっかり書かれているので他の書類をまとめる。すると、ドアをノックする音が鳴る。


「どうぞー」
「失礼します」


 と入って来たのはエヴァだ。


「Aさん。お客様がいらっしゃっています」
「お客様?誰?」
「それは、あの・・・・」


 なんだか言いにくいそうかの彼女に?を浮かべる。え、マジで誰?ヤミさん・・・は、ここには来ないな。来たら来たらでウチの団に追い返されそう。魔法帝かな?でもあの人、驚かすの好きだからこうして人を使って入ってこない。絶対空間魔法使ってくる。じゃぁ、誰が・・・・。


「まぁ、いっか。通して」
「はい!」


 エヴァがドアを開け、「どうぞ」と言うと、その人は「失礼する」と言って部屋に入って来た。


「ノ、ノゼルさん!?」


 まさかのノゼルさんに、バッと立ち上がる。まさかの大鷲団長のご登場だ。


「ど、どうして?あ、じゃなくて、どうぞおかけになってください!すぐにお茶の準備を・・・」
「結構だ。長いするつもりはない」
「え、あ、はい・・・」


 じゃあなんの用で来たんだろう。わからん。


「この後の予定はあるか?」
「予定ですか。・・・・えっと、仕事が」
「そうか」
「・・・・あの、ノゼルさん。ご用件はなんでしょう?」
「・・・・今日の夜、ノヴァクロノ邸に伺う。それだけだ」
「あ、はい。・・・・・わかりました」


 ノゼルさんはそう言って部屋を出ていってしまった。・・・・・・え、それだけ?それを言うだけにわざわざここに?
 エヴァは「シルヴァ様をお送りいたします!」と言ってノゼルさんの後を追っていってしまった。


「なんだったんだろう・・・・」





tOuka:ノゼルさんからスタート!!

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漫画・声優・アニメ・ゲーム大好きリカント(夜李)(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2020年8月18日 6時) (レス) id: 7e6458e2b5 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 待ってます (2020年3月25日 23時) (レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
アズキ☆ - 更新、頑張ってください! (`・ω・´)⊃ (2019年7月22日 15時) (レス) id: c6df9ac070 (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - ツバサさん» ありがとうございます!そうですね、・・・落ちはまだ考えていないのですが、フエゴレオンさん落ちか、ノゼルさん落ちか、はたまたその他なのか!?今後決めていきます!応援よろしくお願いします! (2018年10月25日 15時) (レス) id: 6dc7259d10 (このIDを非表示/違反報告)
tOuka(プロフ) - シルバーウルフさん» そうですね!ヤミさんやフエゴレオンさんの絡みのときに書いてみたいと思います! (2018年10月25日 15時) (レス) id: 6dc7259d10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tOuka | 作成日時:2018年10月12日 11時

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