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｢先輩、水だけでも飲んでから寝てください
明日きついですよ｣
JN｢ん…｣
揺さぶって起こすと目をうっすらと開ける
｢先輩｣
JN｢後輩くん…？｣
｢そうですよ、後輩くんです
水飲んでください｣
JN｢水…｣
ぷっくりと膨らんだ先輩の唇にコップを持って行って傾ける
ごくっごくっと喉を鳴らして、喉仏が動く
なんか変な感じだ
JN｢ん…｣
飲み終わった先輩の口端から雫がこぼれる
それを俺は親指で拭った
JN｢っ｣
先輩は拭われた途端仰け反って顔を片腕で隠す
｢先輩？｣
JN｢ぼ、僕は君のことが好きなんだから
そんなことしちゃダメ｣
何を言い出すんだこの人は
JN｢今日…僕の事見てどう思った…？｣
｢え？｣
JN｢女の子に囲まれてる僕見て
嫌いになった？｣
｢そんな事ないですよ｣
JN｢嘘だ…
あんな顔してたくせに｣
未だに酔いが覚めていない先輩は、虚ろな目で俺を見る
水を飲ませたばかりだから仰け反っても顔が近くて
よく表情が読み取れる
JN｢面倒臭そうな顔してた…｣
この人は、他人の顔色をよくうかがえる人なんだな
人の表情を読めて、それに悩まされてきたんだろう
｢それは女の子に囲まれて大変そうだなって思っただけで、別に先輩が嫌だとかは思ってませんよ｣
JN｢それホント…？｣
｢本当ですよ｣
JN｢良かった…｣
俺おかしいのかな…
先輩だし、男なのに、可愛く見えるとか
｢誤解も解けたところで、もう寝ましょう
明日も学校ですよ、三限からですけど｣
JN｢やだ…寝ない…｣
｢先輩｣
JN｢こんな近くに君がいるなんて絶対夢だから
もっと…｣
夢だと思い込んでるのか
JN｢A…｣
｢え…？｣
ソクジン先輩の腕が首に回ったと思ったら
俺はグイッと引かれ、唇に柔らかい感触が当たった
長い長いそれは、俺を現実に戻すのには十分な時間で
ソクジン先輩は目をつぶって俺を離さない
もしかして、この状態で寝た？
そんなことある？笑
ソクジン先輩を寝かせようと離そうとしても
唇は離れるが腕が離れない
仕方ない、このまま寝るか
首に腕を回されたまま俺はベッドに入って
そのまま寝ることにした
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BINA(プロフ) - タケユキさん» 夜に公開されます！お待ちいただけると幸いです！(●︎´▽︎`●︎) (2022年6月19日 10時) (
レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
タケユキ(プロフ) - 面白いです！続編のパスワード教えて下さい(๑>◡<๑) (2022年6月19日 10時) (レス) id: 8b8ebd99d7 (このIDを非表示/違反報告)
BINA(プロフ) - 名無し75152号さん» スムーズに投稿するために先に書いておいただけなので、今日の夜には公開されます！、お待ちいただけると嬉しいです！ (2022年6月19日 9時) (レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
名無し75152号(プロフ) - 二作目のパスワードって教えてもらってもいいですか？ (2022年6月19日 9時) (レス) id: 708a404498 (このIDを非表示/違反報告)
ビナ(プロフ) - ちこさん» ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎)新しい褒め言葉に心底喜んでおります(/ｰ▽ｰ)/ﾌﾌﾌ (2022年6月16日 22時) (レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BINA
| 作成日時：2022年6月8日 22時
