記憶の欠片を捨い集めてーculminationー6

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｢いまなんじぃ…？｣


A｢お、起きた？
今は大体午後4時とか｣


｢そっかぁ｣


A｢疲れた？｣


｢当たり前じゃん｣


A｢久々だったんだもん、許して｣


｢…だから
その許してとかが、ずるいの｣


A｢お前だってずるいじゃん｣



そう言って俺を撫でるAは

甘々な顔をしている


随分と気分が良さそうだ



今なら何でも言う事聞いてくれそう





｢ねぇA｣


A｢んー？｣


｢今日はずっと抱っこして
ご飯も食べさせて｣


A｢ふ、いいよ｣



ほら、聞いてくれた


Aも意外とちょろいんだよなぁ



A｢でもその度キスして｣


｢ぅ、やっぱり交換条件があるんだ｣


A｢あたり前だろ｣


｢にしてもキスしてって
Aまたデレてる｣


A｢いつも思ってるよ｣



甘いってば




｢あ、そうだ交換条件
結局何にしたの｣


A｢んー、誕生日に分かるかもね｣


｢あっ、誕生日っ
再来月だよ？｣


A｢準備が必要なの｣


｢なにそれ
番組？曲とか？｣


A｢再来月までのお楽しみ｣


｢そう言われたら気になるじゃんっ｣


A｢いいから、楽しみにしてて｣



そう言って俺の左手にある指輪を撫でるAは

弾けるように笑ったあと


俺を後ろから抱きしめて


後ろを向かせると

しっとりと残るキスをした







END






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