記憶の欠片を捨い集めてーculminationー6

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A｢ジョングギ｣


｢んーーーーーーー｣


A｢長｣


｢…｣


A｢え、寝言？｣



A｢まあいいや
先起きるかんな｣




Aの声が遠目に聞こえて


俺はまた寝返りを打つ



Aの唇が額に落ちても

また寝返りを打つだけの俺は


毛布をかけられてまた深い眠りにつく



それが仕事じゃない日の日常で


仕事がある日は

Aが無理やり起こしてくれる



でも今日は休みの日で


俺は大体昼まで寝てて

目が覚めたらリビングでAが
筋トレしてたりテレビ見てたりしてて


それに混ざるのが日常




｢んん… A〜？｣


A｢んー？おはよ｣


｢何してんのー？｣


A｢ん？ゲーム｣


｢俺もやる…｣


A｢その前に飯食え｣



今日のAは

ゲームにハマってるみたい


リビングの感じ

朝からずっとしてたみたいにみえる




｢何〜あのゲーム｣


A｢日本で今流行ってるやつ｣


｢俺もやる｣


A｢さっき聞いたって
飯食ったら一緒にな｣


｢うんっ｣



Aの背中によちよちくっついて

ご飯の用意をしてる間


Aをカイロにしてプチ二度寝



ご飯が出来たらもぐもぐ食べて


俺の食べっぷりに

満足気に笑うAをチラ見して


今度はAを背中にゲームをする



｢これパーティ用なのに
一人でやってたの？｣


A｢別に一人でも出来るし｣


｢俺とやりたいから買ったんじゃなくて？｣


A｢何でそんなに自信があるわけ｣


｢違うの？｣



振り返ってAを必殺うるうるの瞳で見ると


ため息をついた後

はいはいそうですよと頷いた




へへ、俺の勝ち





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