記憶の欠片を捨い集めてーculminationー6

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それから始まった作曲に


俺らは何徹もして過ごして

もちろん触れる機会なんてないくらいに



曲作りに没頭した




そうして完成した曲は


聞き返すと凄く色気ムンムンで

ユンギが頬を染めたくらい


作詞作業は全員で行ったけど




ジョングガが張り切りすぎて

変な方向に愛を伝えようとしたり


意外にヨンジュンくんの歌詞が

凄くエモいと言うか色気しかなくて



ジョングガが負けたと落ち込んだのは

ちょっと面白かった




それから数週間してダンス練習が始まって



俺とユンギは見てるだけだけど

遊びで踊ったりしてみたり


バイオリンやピアノの練習をしたりしていた







YJ｢ヒョンっ、また踊ってくださいよぉ〜｣


｢えー｣


YJ｢いいじゃないですか〜
ヒョンセンスあるもん｣



唇を突き出して


甘えるように駄々をこねるヨンジュナ




過ごしていくうちに

言葉も砕けてヒョン呼びになって


どんどん可愛くなる弟で


頬をぐりぐりしたり

頭を撫でると嬉しそうに笑う



そんな笑顔も可愛くて


結構甘やかしてる気がする





YG｢A｣


｢ん？｣


YG｢途中で俺とお前が楽器交代して演奏したらもっと映えない？｣


｢何それ面白そう｣


YG｢だからバイオリン教えろ｣


｢お、いいよ？｣


JK｢ヨンジュナはもっかい練習しよ〜｣


YJ｢はーい！｣



その日の午後は

ずっと付きっきりでユンギとバイオリンの練習をして


後ろからハグするように教えられるから

案外公式にイチャイチャできて俺的には最高だった




YG｢俺ちょっとナムジュナと別の曲の話かるから｣


｢おう｣


YJ｢お疲れ様でした！｣


｢ヨンジュナはこの後も練習？｣


YJ｢はい！
応援してくださーい｣


｢ふ、ファイティン｣


YJ｢んひひ、行ってきまーす！｣



嬉しそうに去っていくヨンジュナに


手を振って俺も行こうとすると



くいっと手を引かれた







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