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A｢スホやハジュンさんに助けて貰って
お礼として手作りのお菓子とかあげてたよね
俺貰ったことないんだけど｣
｢そ、それは……｣
Aにはお菓子より
もっと喜んでくれるものがあるから…
A｢毎日会社で楽しそうにしてて
なんか紅一点みたいになってるし
親父も気に入ってるし
なんか俺最近蚊帳の外じゃない？｣
｢そ、そんなことないっ｣
A｢どうかな｣
不機嫌そうに車に僕を乗せるA
さっきまで僕が責めたのに
いつの間にか僕が責められている
おかしいよ
僕は不安なだけなのに
無言なまま家に着いて
とぼとぼと中に入ると
靴を脱いだ僕の身体は
急に宙に浮いた
｢わっ｣
そのまま運ばれたのは
寝室のベッドで
押し倒されて上を向けば
そこには冷たいAの顔
A｢俺だけだと思ってたのに
いつの間にか俺以外にも懐いちゃってさ
イライラするよね本当｣
｢A……？｣
｢んぁっ、やぁっ｣
急に服をバッとあげられて
Aの手が中に入ってくる
首筋に伝わる濡れた感覚に
身体が震えてぴくぴく動く
｢Aっ、やぁっ｣
A｢ちゅっ、はぁ
ジミナは俺のものだよ｣
その言葉も何だか少し冷たくて
少しだけ怖い
その後もAの愛撫は続くのに
何だか愛情がない感じがして
少しだけトラウマが出てきそうになる
目の前にいるのはAなのに
なんでこんなにも不安になるんだろう
｢やだっ、やぁっ｣
無機質なAが僕の後ろにそれをあてがって
腰を進めていく
｢やっ、あ"っ、んっ、はぁっ｣
感情のない動き
好きだとか愛してるだとか
そんな感情が伝わってこない
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年3月11日 22時
