記憶の欠片を捨い集めてーculminationー5

. ページ3

.







A｢その雑誌を見たらしいあの、何て事務所か忘れたけど
結構有名なアイドルグループから
是非自分たちのグループにも衣装を製作して欲しいって何度もオファーが来ててさ…｣


｢なんてグループ？｣


A｢確か、macaron★chocolat？｣


｢あぁ、最近聞く…｣



他大手事務所の最近人気が出てきたアイドルグループだ


女子七人で構成されたグループだったはず





A｢何度も断ってるんだけどね…｣





ヒョンが悩む理由も少しわかる



MoonlightはHYBEとは専属契約は結んではいないものの


BTSがブランドアンバサダーである事とか


今までBTS以外衣装制作のオファーもないし



俺ら以外に衣装を提供するつもりもないとも言ってくれているわけで




業界でも、ある意味暗黙の了解でBTS専属ブランドであると言っても過言ではなかった





でも専属契約はしてない


つまり、強く断る事は出来なさそう




｢断ってるのに、執拗いってことか
だからそんなに疲れてるの？｣


A｢うーん
事務的に処理出来ればいいんだけど…｣


｢…？｣


A｢担当のマネージャーさんがさ
まったく諦める様子がなくてねぇ…｣


｢それ女？｣


A｢うん、女の人｣


｢ふぅん…｣




A｢あろうことか、今日突撃してきたんだ
俺の会社に｣


｢その人がっ？｣


A｢そぉ〜…｣



参った…って顔をしているヒョン


ただ来ただけじゃ無さそうだな

と思ってヒョンの続きを待つ





A｢何度断っても諦めないしさぁ
じゃあ食事に行って色々話しましょう！
って強引に誘ってくるし
終いには腕に抱きつかれて触りたくないもん押し付けられるし…｣





それって…


所謂セクハラだよな…




香水の匂いがしたのは


それが原因か…





.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す