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「それに何あの手
好きにしていいってなんだよ
俺にしかヒョンは」
A「んふふ、それで?」
後ろからぎゅっとだきしめられて
言っていた文句が止まる
その瞬間に少しだけ恥ずかしくなった
振り返ると、不機嫌顔の俺とは真逆に
ヒョンは蕩けるほど甘く俺を見ながら抱きしめている
A「ありがとう、ユンギ
物凄く格好良かったよ
またユンギに惚れ直した」
その声にぽっと顔が熱くなる
A「それに、俺がユンギのものだってあのマネージャーに宣言してくれた事
どうしようもないぐらい嬉しかった」
そう言って俺を振り返らせると
また抱きしめながら片手で俺の頬をさするヒョン
自分だけを愛しそうに見つめるヒョンに
染まる頬と徐々に高鳴る鼓動
疼く体にその先の甘い快楽を期待してしまう
「ヒョンは俺だけのものだし、ヒョンが抱いていいのも俺だけ
だから、その事をしっかりと確認させて…」
そう言って潤んだ瞳で見つめると
ヒョンは少し眉を下げる
A「今日、授賞式もあったのに
大丈夫なの?」
「確かに疲れたけど、ヒョンが欲しい…
それに、もし明日俺が動けなくなったとしても
ヒョンがお世話してくれるでしょ?」
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作者名:BINA | 作成日時:2024年3月11日 22時