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その後も滞りなく結婚式を進め
立食パーティーをして夜まで過ごした
人数は少ないけど
知り合いばかりだからか
みんな楽しんでいて
リアちゃんは死ぬほど泣いてるし
Aのお母さんは抱きしめてくれたし
Aのお父さんは色んな話をしてくれて
その分沢山聞いてくれた
Aも俺の家族と和気あいあいと話していて
その光景を見て心穏やかになった
メンバーとはいつも通りうるさくやったが
最初の方は泣いてばかりいて
手がつけられなかったな
みんなでワイワイ楽しみ
語り尽くした夜に
それぞれ宿泊ホテルに戻ることになった
A｢ふぅ｣
セミスイートルームの中
Aは椅子に座って
窓の外に見える夜景を眺める
まぁ、夜景と言っても
今は白夜で
外は全然朝に見えるから
何だか変な気分だ
｢どうした｣
A｢んー？｣
Aは俺を見て立ち上がると
俺を隣に引き寄せる
目の前には綺麗な景色が見えていて
感嘆の声が出そうになるほどだけど
今日見たAやみんなの幸せそうな顔が
俺にとって一番の景色だったなと思った
A｢ユンギ｣
｢ん？｣
A｢なんかさ
俺らが意識するきっかけになったのも
付き合うきっかけになったのも
結婚するきっかけになったのも
何らかのトラブルがあったよな｣
｢あぁ……確かに…｣
思い返してみれば
その度に絆が深まったり
愛が芽生えたり
恋しくなって仕方なくなったりしたなぁ
なんて思いながら
Aと顔を見合せて笑った
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
