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｢ふぅぅぅ……｣
A｢ゆーんぎ｣
｢っ｣
びっくりして立ち上がると
後ろにはドアを開けたAがいる
A｢緊張してんな笑｣
｢なんでお前はしてないんだよ｣
さっきから控え室に
メンバーも家族も来てくれたのに
全く緊張の糸は切れず
そのままでいたのに
なんでお前が来ると
こう……安心するんだろうか
A｢緊張よりも嬉しさが勝ってんだよ俺｣
｢……あっそ｣
Aは綺麗なタキシードを着て
俺を見すえている
俺は何故かレースまで付けられて
白いピッタリとしたタキシードに包まれていて
なんかAの方がかっこよく見えるのがずるい
｢こっち｣
A｢うん｣
立ち上がってそう言うと
Aは近づいてきて俺の手を掬う
A｢最高の結婚式にしよう、な？｣
｢うん…｣
A｢世界一幸せですって
全員に自慢しないとだし｣
｢そうだな｣
A｢じゃあ、先行って待ってるから｣
｢A｣
A｢ん？｣
｢……｣
Aの裾を掴んで見つめると
Aは優しく笑って
俺にキスを落とした
A｢ふ｣
｢後で行く｣
A｢うん、待ってる｣
Aは俺をきゅっと抱きしめると
そのまま出ていく
TH｢ひゅーひゅー！イケメンAヒョン！｣
JN｢やぁ〜お前いつもああやってユンギヤを落としてるんだな？！｣
A｢なんすか笑
なんで居るんですか笑｣
TH｢いひひ〜
緊張してそうだったから
ユンギヒョンにお水でも〜って！｣
JN｢でも大丈夫そうだね
それに今入ったらユンギ恥ずかしいだろうし？｣
ご最もだけど
もうすこし向こうでやってくれ…
TH｢じゃあ会場行こー！｣
JN｢そうだね
もうすぐって言われたし｣
A｢俺も行きます｣
JN｢うん、行こ行こ｣
三人の離れていく足音
俺はAの残った温もりをぎゅっと握りしめ
深呼吸をして前を向いた
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
