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これは高校生のユンギ…
うわぁ
この頃から色気凄いかもなぁ…
なんて呆気に取られる
白い肌に真っ白なワイシャツ
清潔感のある横顔と
少し光る汗
伏せ目で音楽を聴くユンギ
この頃から付き合ってたら
こんなユンギをもっと目に焼き付けただろうに
勿体ないことをしたぞ俺…
次の写真には俺も写ってる
まだ黒髪だしセットもしてない
真っ白なワイシャツは一緒で
ユンギを撫でている俺は
今と変わらないかもしれないけど
少し幼さというか
青年の面影がある
俺ってこんなに優しい顔してるんだ
ユンギを見てる時
YG｢何をそんなにさっきから凝視してるんですか｣
コーヒーを持ってきて
俺に手渡しながら
俺の隣に腰を下ろすユンギ
その距離感が心地よくて
もうすこしユンギを引き寄せて
寄り添いながらアルバムを覗く
｢この頃から
俺はユンギに恋してたかもなって｣
YG｢ふぅん…そうですか｣
｢なに笑｣
YG｢別に…
この写真って、俺が勉強してる写真ですよね｣
｢うん、俺の部屋でね｣
YG｢なんでこんな写真撮ったの
いつも見てる景色じゃん｣
｢まあ確かに
毎日宿題してゲームしに来てたけど｣
YG｢？｣
｢残しておきたかったんだと思うよ？
大事なユンギとの僅かな時間を｣
YG｢僅かって…｣
｢だってたった三年だよ？
それに俺もユンギも上京する事になってたし｣
YG｢…｣
毎日一緒に遊んで
勉強して
お互いの趣味を知って
たまにはその趣味に付き合ってみて
そうやってずっと傍で育ってきた
でも、初めて何年も離れることになって
だからこそ俺は
いつものユンギを残しておきたかったんだと思う
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
