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｢俺ら本当にずっと一緒に居たんだね｣
YG｢ん？何か言いました？｣
キッチンでコーヒーを作ってくれているユンギは
俺のつぶやきが聞こえなかったのか
ひょこっと顔を上げてこっちを見る
中学からは
あんまり学内では会えなくなったし
お互い部活をしてたから忙しかったけど
大抵ユンギは俺の部屋にいたなぁ
でも写真は少なくなってる
中学は絶賛思春期だったし
写真もなんか恥ずかしかったもんな
特にユンギは恥ずかしがってたから
修学旅行とか運動会とか
公式なイベントの写真ばかりだ
唯一プライベートの写真があるとしたら
俺の部屋でお遊びで撮った
数枚程度
だけど楽しそうに笑ってる俺らは
相変わらず仲が良さそうだ
そして、俺が隠し撮りした写真が
チラホラ見つかってくる
ピアノを引いているユンギ
イヤホンを付けたまま寝ているユンギ
俺のベッドで寝そべって漫画を読むユンギ
俺のイラストに落書きするユンギ
後ろ姿のユンギ
振り返って笑うユンギ
あぁ、俺
この頃からユンギのこと好きだったのかもなぁ
そもそも人を被写体にするって
あまり無かった
もちろんファッション系が夢だったから
人をよく観察はしてたけど
写真に残したいなんて
わざわざ思わなかったし
俺は友達は少なくない方だと思うけど
その友達との写真なんて
ほぼ無いに等しい
｢ぁ…｣
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
