【最果て】君からまだ教えてもらうこと ページ27
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｢ふふ…｣
YG｢何笑ってるんですか｣
｢いや、可愛いなぁって思って…｣
そう言いながら見つめるのは
ユンギの小さい頃の写真
最近洋服の制作で
ある依頼が来た
キッズ用の服を色々作って欲しいって
手を出したことない分野だったけど
いずれやろうと思ってたから
いいタイミングだ
そんでまずはインスピレーションを貰おうと
実家からアルバムを送ってもらった所だ
アルバムには可愛いユンギが沢山写ってて
頬が勝手に上がってしまう
YG｢うわ、こんなんでしたっけ俺｣
｢何その嫌そうな顔
可愛いじゃん｣
YG｢その頃はまだいいですけど
中学とか黒歴史でしかないんで｣
てかなんで急にアルバム？
と聞くユンギに
企画の話をしてまたアルバムに目を向ける
ユンギと初めて会った時
それはそれは可愛くて
人見知りで影に隠れるユンギが
すごく興味を引いた
一個下なのに
なんでこんなに可愛く見えるんだろうって
小学生二年の俺は思った
____________
YG母｢ほらユンギ
ご挨拶して？｣
YG｢…｣
ぴくっとした後に
お母さんの後ろに隠れるユンギ
弟いなかったから
何だか嬉しい
｢ユンギくん
おれ、イ・A、よろしくね｣
YG｢みん、ゆんぎ…｣
｢うんっ｣
手を出すと
きゅっとゆっくり握られた
白くて小さな手
可愛い…
｢あっちで遊ぼう！
いい？オンマ｣
母｢いいわよ〜行ってらっしゃい！｣
YG母｢ユンギも行ってきな〜｣
YG｢…ぅ、ん｣
控えめに握られた手を
優しく握り返して走り出し
砂遊びやかけっこをしているうちに
段々活気が溢れてくるユンギに
また可愛いなぁなんて思った
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
