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｢うま…れた……？｣
A｢テヒョンア…｣
〈可愛い男の子ですよ〜〉
そう言われて涙が零れる
やっと会えた、待ち望んだ愛おしい二人の子
｢ひょんっ…｣
ヒョンを見ると
僕と同じように泣いていて
その涙は本当に綺麗で
ヒョンの涙なんて
珍しいから、尚更感動して
僕の額に額をつけた後
離れて笑ったヒョンに
僕はまた涙を流しながら笑った
その後へその緒をヒョンが切る事になって
Aヒョンは緊張なんてしないと思ったのに
思ったよりアタフタしてて可愛かった
そして、目の前に現れた
僕らの愛おしい息子は
世界中の何よりも可愛いと思った
それからしばらくして
沢山休んでいた僕は
父子共に退院して
我が家にやっと帰ってきた
入院の間
皆が僕らの子を見に来て
その時に名前も発表だったから
皆騒ぎまくって怒られたのは言うまでもなく
韓国にいたヒョンドゥルも
夜中の便でわざわざ来て
次の日の面会時間に来てくれて
それと同時に
ジミナやジョングガも来てくれた
僕らで考えたこの子の名前は
純粋無垢に生きて欲しい
テヒョンアのように純粋で真っ直ぐであって欲しい
そして柔らかく暖かく寛大に
Aヒョンのように優しくて暖かい人になって欲しい
二人の意見を一致させて
そして考え抜いた名前が
スヒョンだった
その名前を聞いたみんなは
次々にスヒョンスヒョンと繰り返した
もうあのひと時でスヒョンが自分の名前を覚えちゃったんじゃないかってくらいに
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
