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それからまた時間がたち
産休に入ることになって
動くのもしんどくなってきた
出産まで約六週間となった
もうあと少しだと思うと
緊張と不安で心臓が痛くて
ご飯もまともに食べれない
A｢テヒョンア、お粥作ったけど
少し食う？｣
｢うん…｣
A｢おっ、待て
俺が食べさせてやるから立つな｣
癖で立ち上がろうとすると
慌てた様子で僕を抑えるヒョン
ソファの隣に座ったヒョンは
優しく僕を支えて労りながら
お粥を食べさせてくれる
A｢結構野菜が食えるようになったな｣
｢え？｣
A｢ふふ
ほら、ニンジンも入ってんだろ？｣
食べていたお粥を見ると
色とりどりの野菜が入っている
A｢これなら子供に野菜食べろって怒れるな、お前も｣
｢む｣
A｢ふふ｣
褒めるように撫でてくれるヒョンに
むっとしながら口を開く
｢これから僕は頑張ってオンマになるんですよ〜？｣
A｢うん…
本当に凄いよ｣
僕の頬に擦り寄ると
尊敬するような優しい眼差しを向けるヒョン
目をパチクリさせると
笑って僕にキスをする
A｢ずっとそばにいて
応援してるから
頑張って…｣
｢うんっ｣
ヒョンの腕の中は
ずっとずっと幸せで安心する
この子のためにも
ヒョンのためにも
僕のためにも
頑張らないと
頑張って
僕らの更なる幸せに
出会わないと
そう思いながら
ヒョンを更に強く抱き締め返した
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
