記憶の欠片を捨い集めてーculminationー4 (ページ17)

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【好きに】世界一幸せな人ページ17

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｢Aヒョンっ｣

A｢んー？｣

｢ちょっと来て！早く！！｣

A｢なんだよ笑｣

社長代理席に座って

仕事をしていたヒョンは

僕に手を引かれるまま立ち上がり

僕の前に立ってくれる

そんなヒョンを前に

さっき嘘をついて病院に行っていた僕は

もじもじしながら

どう切り出そうか考える

A｢何そんなもじもじして笑｣

僕の頬を擽るように触って笑うヒョンは

結婚式をやっと挙げられたからか

物凄く上機嫌で
ジミナが呆れるくらいだ

うん、ヒョンなら

どんな言い方しても

喜んでくれるよね

そう思って

ひょいっとヒョンの前に

ある写真を出した

キョトンとそれを見たヒョンは

数秒してから

察した顔で僕を見る

A｢何週目……？｣

｢6週目くらいだって｣

A｢っ、ははっ｣

｢ぅぐっ｣

少し間を置いたヒョンは急に僕を抱きしめると

それはそれは嬉しそうに笑う

｢Aヒョン…嬉しい？｣

A｢飛び上がるくらい嬉しい｣

｢わっ｣

急に持ち上げられ

顔を下げるとヒョンと目が合う

その目は少しだけ潤んでて

それがうつりそうになった

A｢大切にする｣

｢うん…っ｣

A｢はぁ、やばい
最高の気分｣

｢わぁっ、いひひっ｣

くるくると回って

嬉しそうなヒョンに僕も笑う

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