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俺の頭を撫でたオモニに
Aと被ったのは否めない
少し照れくさかったけど
俺らのことを認めてくれて
嬉しさと感謝しか無かった
ちゃんとお礼をしてAの方に戻ると
何を話していたか
分かっているようなAの顔に
リアちゃんにバレないように笑いながら
挨拶をしてその場を後にした
空港に向かうタクシーの中
Aはさっき何を話していたのか
答え合わせをするように聞いてきた
タクシーの運転手さんは
この人達、韓国の人か？
みたいな顔をしたあと
ゆっくりと日本語を使ってくれて
それにも笑みがこぼれた
まぁ、Aは日本人なんだけど
A｢何となくバレてんのかなぁとは思ってたけど、やっぱちょっとびっくりだな
流石母親だよなぁ｣
なんて実感しているA
｢でも、リアちゃんに言わなくてよかったのか？｣
A｢あいつにはまだバレてないし
母さんも言うつもりは無さそうだし
このまま様子見かな｣
｢そうか｣
A｢まずは準備だな
まぁでも、リアなら飛んで喜んでくれるよ｣
｢ふ、そうだと嬉しい…｣
輝くような笑顔
Aに似た笑顔のリアちゃんが思い浮かぶ
ふっと目線が絡み合い
自然と笑い合う俺ら
この何気ない瞬間が
とても幸せだと、ふと思った
A｢これから先何があっても
寄り添って歩んでいこう、俺らなら出来る｣
｢もちろん、当たり前だろ｣
A｢辛かったら言うんだよ｣
｢お前もな｣
なんて言い合って
笑いながら明るい未来を思い描いた
｢帰ったら事務所に一緒に来て欲しい｣
A｢それって、ある意味プロポーズ？｣
｢うるさい｣
END
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月22日 5時
