記憶の欠片を捨い集めてーculminationー4 (ページ12)

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RA｢？｣

｢リア？
さっきからめっちゃ見てくるけど
なんかついてる？｣

俺とユンギを交互に見て

不思議そうに見てくるリアにそう聞くと

リアはきょとんとしながら呟く

RA｢二人の距離、前からずっと近かったけど
こんなに近かったっけ｣

隣で少し体を強ばらせたユンギ

俺は動じずに

聞かれそうだなと予想していた質問に普通に返す

｢んー、まぁ
前ユンギと連絡取れなくなって痛感したっつーか
やっぱり俺にとってユンギは無くてはならない必要不可欠な存在なんだって
どうしようも無いくらいよく分かったから
それも関係してるんじゃね｣

RA｢なるほどね〜
色々あったもんね、二人｣

｢そ｣

RA｢事故とかサセンとか｣

｢いやぁ、しんどかった｣

そう言って項垂れると

リアは共感するように苦笑いをした

RA｢でもそのお陰で大切さが増したなら
それはいい事だと思うよ？｣

｢その通り｣

そう言ってリアを撫でると

恥ずかしいと笑うリアは

やっぱり可愛い自慢の妹だ

そんな様子をずっとニコニコ微笑んでいた母さんは

意味ありげにユンギをチラチラとみていた

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