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A side
「なんで毎日こんな……
MVの撮影でしょ?!
映画じゃないんだから!!」
MG「そんなこと言ってもなぁ
移動に5時間かかったりするからな」
どんな所で撮影すんだよ
そう毎回思って
やっとたどり着いた場所は
絶景ばかりの映える場所で
せめてもの救いは
ユンギヒョンにあとから見せようと
写真を撮ることくらいだった
「ふぅ…………」
まずいな……
流石に電波がないのも
カトクが使えないのも
気のせいか、調子によると思っていた
でももう
ここに来て2ヶ月が経つ
非常にまずい
電波とWiFiを待っていたら
ユンギヒョンに振られるのもそのうちだ
絶対やだ
振られるのだけはやだ
指輪死んでも外さねぇし
「いや、そんなことはどうでもいい……」
MG「?」
何より問題なのは
俺じゃない
ユンギヒョンだ
絶対に心配しているはずだ
悪い方向に言っている可能性もある
「あれ作って、こーして
後は時間だな……」
MG「何ブツブツ言ってんだよ」
「マネヒョン、一日で良いから時間ちょうだい」
MG「え?」
「愛する人のためだから
それくらいいいでしょ」
MG「相変わらず
急にかっこいいこと言うんだから
いいよ、一日くらい俺が何とかする」
「あと飛行機のチケットも」
MG「おいっ、流石に韓国までは1日で!」
「知ってるよ
考えがある」
MG「なんだよ」
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作者名:BINA | 作成日時:2024年2月5日 21時