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A side
「ぁー"、終わった……」
作業を終えて
ため息をついて天を仰ぐ
神様
俺は頑張りました
3ヶ月
3ヶ月ですよ?
愛する人に
3ヶ月も会えないで
生きている俺は
誰よりも偉いですよね?
あー死ぬ
おかしくなりそう
いやもうなってるか
絶対神様のせいだろ全部
なんでこんな……
タイミングが合わないことある?
二人ともそれなりに時間はあるのに
帰るタイミングも
電話をかけるタイミングも
3ヶ月間
一回も合わないなんて
馬鹿げてる
絶対誰かが仕組んでる
「でも負けないもん!」
MG「おーいA」
「んー」
MG「明日からの仕事なんだけど」
「あー撮影だっけ」
ちょっと待ってよ
今、ユンギヒョンに
今日遅くなるけど帰れるって
連絡してるんだから
MG「明日から外国だぞー?」
「今日…帰れるよ……っと」
MG「聞いてるか?
電波が無い国だから大切な連絡はしとくんだぞー?」
「待たせてごめんね、と」
MG「A!」
「ん?何……おれ、きいて……」
MG「Aっ」
顔を上げた瞬間
よろけて椅子から落ちそうになる
慌ててマネヒョンが支えてくれる
「大丈夫……
眠いだけ、よくあるやつ」
MG「分かってる
あとは任せて寝とけ」
「うん……さんき…ゅ……」
目が覚めたら
きっと家にいて
目の前には可愛いヒョンの寝顔があるだろう
きっとそうだ
そう思いながら
俺は意識を手放した
のが馬鹿だった
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作者名:BINA | 作成日時:2024年2月5日 21時