【あんタイ】夕日の瞳と青空の瞳 ページ44
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A｢サークルの年末の飲み会？｣
｢うん、一日目は主要メンバーだけでやって
二日目は全員で大きな場所借りてやるの｣
A｢うわぁ、流石ジニヒョンのいるサークルですね｣
｢ふふ、そんな事ないさ｣
鼻高に笑いながら
その一日目の飲み会の準備をする
って言っても
近くの居酒屋で飲むだけなんだけど
｢Aは家にいるの？｣
A｢もちろん
見たいドラマもありますし｣
｢そっか｣
迎えに来て、なんて
わがままかな
Aと付き合い出して
母さんと良い関係を築けて
Aと繋がって
少しの日々が過ぎた
僕の大学生活は
ほぼ終わりに近づいているから
Aと過ごせるのんびりした日々は
あと半年かそこらで終わってしまう
今日のサークルのメンツは
ユンギとその他
僕が付き合っていた人ばかりだし
未だに言い寄ってくる奴らもいる
だから、ちゃんと彼氏いるって
牽制しとこうとも思ったんだけど
Aを呼び付けるのも
少し気が引ける
A｢なんですか？
迎えに来て欲しいですか？｣
｢えっ、いやぁ、｣
A｢何処の居酒屋？｣
｢が、学校の近くの駅の向かいにある
ユンギとよく行くお店なんだけど｣
A｢あー、あそこですね
じゃあ時間になったら連絡してください｣
｢え、でも｣
A｢まあ一人で帰れるんなら
別にいいですけど｣
なんか今日のA冷たくない？
いつも暖かすぎて
のぼせちゃいそうなのに
もしかして
僕が他の男達と飲みに行くのが嫌とか？
いや、Aはそんなに子供じゃない
｢じゃあ、行ってくるね｣
A｢はい、行ってらっしゃい｣
僕にキスをして送り出してくれたAに
慣れないなぁとドキドキしながら駅の方へ向かう
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月5日 21時
