. ページ39
.
RY｢なー｣
A｢んふふ、行ってくるね｣
｢大人しくしてろよ｣
ロイを撫でて
玄関までいくと
ヒョンに腰を引かれ
キスをしてから家を出る
どれだけ平然を装おうとしても
顔が赤くなってしまうのは変わらない
ヒョンは会社へ
俺は事務所の作業室へ
それぞれ赴き仕事をこなし
今日は特に何も無く
二人ともいつもより早く帰宅した
｢ただいま｣
A｢おかえり〜｣
｢早かったね｣
A｢今日完成品の確認だけだったからね
昼には終わって、皆で次の仕事のデザイン案考えて、いい具合の時間に帰ってきたんだ
ユンギも早かったね｣
｢なんか今日はスムーズに作業が進んだし
それ以外これといった仕事も無かったから｣
A｢そっか
俺たちラッキーだね
お疲れ様｣
頭を撫でられて俯くと
ちゅっとキスをされて
席に着くように促される
もっとしたい、なんて
思っているのはバレないように
ヒョンの作ってくれた夜ご飯を食べて
二人でソファに座って
俺らが出た番組の録画を見ていた
A｢ははっ、ジナってほんと
なんて言うか芸人だね｣
｢調子に乗ると手に負えないから困る｣
A｢うん、分かるよ笑｣
なんでもない話をしながら
ヒョンにより掛かろうと少し動くと
RY｢なー｣
とロイがAヒョンの膝に乗る
A｢おー、甘えたか？
いつもツンとしてるくせに｣
｢……｣
RY｢な〜｣
ゴロゴロ喉を鳴らしながら
Aヒョンに腹を見せるロイ
どうみたって俺じゃないし
A｢ロイになーって言われると
ユンギになーって呼ばれてるみたいで可愛いんだよね｣
俺の目に狂いはなかったよ
なんて自慢げだけど
俺は少し不満だ
俺とヒョンの時間を
奪われている気がするから
早く帰ってくるのはいい事だけど
ヒョンは居るのに
甘えられるのは俺だけじゃない
それだけは困る
困っている
A｢お前は耳が好きだよな〜
あと腹と顎も｣
そう言いながらこしこしと撫でるから
ロイは気持ちよさそうに喉を鳴らして
Aヒョンに擦り寄っている
俺よりヒョンに懐いているのも
少し気に食わない
〜♪♪
｢お、風呂湧いた
ヒョン、湧いた｣
A｢ふふ、分かってるよ
一緒に入ろ｣
気持ちよさそうにぐでんとしているロイを抱えたヒョンは
そんなロイをキャットタワーのハンモックに寝かせると着替えをとって風呂に向かった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月5日 21時
