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自動販売機の前まで行くと
休憩所として設置された自動販売機の前の椅子にユンギが座っていた
「ユンギも買いに来たの?」
YG「うん……」
驚いたようにしているユンギは
どこかぎこちない
「どうしたの?何かあった?」
隣に座って顔を覗くと
少し悩んだ様子を見せたあと
俺に軽くキスをした
「ふふ、どうしたの?」
YG「ヒョンと部屋一緒になれなかったし
今日は手も繋げてないし
寂しかった」
「ふふ、そっか
俺も寂しかったよ?」
YG「嘘だ
楽しそうにしてた」
「バレないようにしてただけだよ
本当は触れたくてたまらないんだから」
YG「っ」
「もう少しゆっくりしてく?」
YG「……うん」
YG「んっちゅっ、ふ、んんぅ、ちゅぅっ」
「ふ、ん、ふふ
ユンギ流石にここでは出来ないよ」
いつの間にか首に腕を回し
誘うかのように腰を動かすユンギに
慌てて離れて頭を撫でる
まあ確かに
外に出るんだし
みんながいるから
くっつけないもんね
YG「はふっ、はぁっ、ふ」
蕩けた顔で俺を見るユンギの目には
熱いものが照っている
濡れた唇を拭って
ゆっくりと腰を引いて抱きしめる
「明日帰ったら
ゆっくり出来るからね……?」
YG「っ」
ビクッと反応したユンギは
顔をほてらせて俺の胸に顔をつけた
YG「我慢する……」
「うん」
YG「だから、もう少し……」
「うん、でもこれ以上火照るとまずいし
ジナやナムジュナ達も待ってるだろうから
あまり遅れるとバレちゃうよ?」
YG「大丈夫……
誤魔化すのは得意だから」
「それは俺もだけど」
ジナは全部分かってるんだろうな
俺を外に出したのも
これが理由だったりしてね
YG「我慢するご褒美……」
「ははっ、うん、いいよ
たっぷりあげる」
こんな可愛いユンギは久々かもなぁ
メンバーといる時は
大抵次男としてツーンとしてるし
でもメンバーといるユンギも
すごい好きだから
この旅行は俺が二倍楽しめる事になる
俺だけが見れるユンギも
皆の前でいるユンギも
どっちも好きだから
YG「ヒョン」
「ん?」
YG「好き」
「ふふ、俺も好きだよ」
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作者名:BINA | 作成日時:2024年2月5日 21時