記憶の欠片を捨い集めてーculminationー3 (ページ14)

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JN｢さっきあがったんだ
電波の無い国から、ある国までわざわざ日帰りで移動して、僕らやユンギに電話をかけて
最後に頼みの綱でこれを投稿したんだよ〜｣

｢A……が……｣

JN｢そう、Aが、だよ？｣

早くあなたに会いたい

仕事ばかりで日も暮れた

あなたのいる家はさぞかし暖かいんだろう

必死になって明け暮れた夜は

俺に孤独を残すだけ

たった一言もらうだけで全然違うのに

それが出来ないなんて

お互い難しい道を選んだものだ

愛してる

ただ、それだけが言いたいだけなのに

そんな時間がないのは

俺のせい？

あなたのせい？

そんなことはどうでもいい

ただ、愛してる

それだけなんだから

お互い

分かっているはずだ

分かっているよね

愛してるって

｢ぐすっ、ぅぅうっ｣

JN｢こんなに愛してくれる人
一人しかいないよね｣

｢っぅ、はいっ｣

JN｢こんな真っ直ぐな曲を誰に送っているのかも、分かってるよね｣

｢……はいっ｣

JN｢一緒に帰国日、迎えに行こうか｣

｢はいっ｣

ジニヒョンに抱きついて

何度もその曲を聴きながら涙を流した

そして

その曲を聴きながら

俺はゆっくりと

眠りについた

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