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ソクジンside
｢ユンギ……｣
YG｢ぐすっ、ふっ、ぅっうぅ"｣
もう何日も泣いて気絶泣いて気絶
心配とかのレベルじゃないよ
病院行かなきゃ行けないレベルだよ
本当にまずいことになった
ここまで大事になるなんて
あれからAの会社に連絡すると
仕事中だと言うことだけ教えてくれて
まず生きていることに喜びはしたけど
詳細は教えてくれないから
ジョングガが家族として
社長の元へ直談判に行ってくれて
Aがエリトリアにいるということも分かった
かなり詰められたスケジュールで
ここ数ヶ月過ごしてたらしいから
連絡が取れないのも
またして国に渡ることも
捉えきれていなかったかもしれない
僕だって、明日アメリカなの？！
とかマネヒョンに聞いたことあるし
だから、Aがどういう状況なのか
ジミナとナムジュナが調べてくれた情報によれば
電波があまり通じない
インターネットも復旧していない国らしいし
つくづく二人の試練は果てしない
なんて言っている場合じゃないけど
大変なことになっているのは事実
この事を分かった当日に
ちゃんと1から説明した
だけどユンギは
A以外の言葉は信じれそうになかった
仕事で国に渡っているとして
俺のもとに帰ってくる可能性は？
社長に相談して
仕事って名目で俺と別れる準備をしていたら？
ジョングガの時みたいに
縁を切ったって言って別名で活動していたら？
そうやってユンギは
ありもしない暗い虚像を作って
一人苦しんでいる
ああなったら僕らも
もうどうにも出来ない
声をかけても
ご飯を持っていっても
誰も信じれないと言わんばかりに
閉ざして閉ざして隠れて、しまい込む
ここまでユンギが不安定になったのも
初めてだから
誰もちゃんと対応が出来なくて
みんなため息を着く日々だ
でもそんな時
キッチンでお粥を作っていた僕に
あるひとつの非通知の電話がかかってきた
僕は慌てて出た
サセンだとは思わなかった
何となくAだって思った
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作者名：BINA
| 作成日時：2024年2月5日 21時
