変な先輩【JN】3

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A side




目が覚めると




｢はっ？｣




目の前に先輩の綺麗な顔が見えた



いや近っ

まつげ長い…




いや、見てる場合じゃない



そう思ってベッドから出ようとするけど
腰をガチッと掴まれていて離れない


なんで一緒に寝てんだ



なんとか離れようともがいてみるも
それは無駄な努力だった


JN｢んん、Aさん…動かないの｣


｢何と勘違いしてるんですか
私は抱き枕じゃないです｣


JN｢うるさいなぁ
僕が抱きしめてるのはAさんだよ｣


腰に巻きついた腕が更に強くなる


そのたんびにドクドク心臓がなって
心臓が口から出そう



なんとも言えない声をバレないように出して
耐えることしか出来なかった




先輩いい匂いする、とか

割と筋肉質だな、とか



色々頭を過ぎって仕方ない


なんでこんなことになってるんだ




｢起きてくださいよ｣


JN｢やだ、もう少し｣


いつも会社でキビキビしている先輩とは
真逆の先輩が目の前にいて


ギャップが凄い…




JN｢あ、そうだAさん
今日空いてる？｣


｢ああ、まあ
どうせ今日は一日寝る予定でしたし
今ももう昼ですし｣


JN｢じゃあ僕に付き合ってくれない？｣


｢へ？｣


JN｢行きたいところがあるんだ｣


｢そうですか、いいですよ｣


JN｢やった｣




断るわけないのに




喜ぶソクジン先輩を見てそう思った




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