記憶の欠片を拾い集めてーculminationー2

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中からは少し音漏れがしていたが

どうやらノックに気づいたようで



ドアを開けたのはJayくんだった




｢ジェイくん、久しぶりだね｣


JY｢おわっ、Bitter先輩！｣


NK｢はぁっ、え？Bitter先輩？｣




先輩って呼び方


慣れねぇな…




JY｢どうしてここに？！｣



目がキラキラしてる


ジェイくんは日本好きでよく日本旅行来てたらしいし


最初に日本語で話しかけてくれたのは

正直かなり嬉しかった




｢ニキくんに話があって｣


JY｢だってよニキ！｣


NK｢僕ですか？！｣



とても驚いているようだけど


PDから聞いてたんじゃないのか？




｢ダンスコラボの話、なんだけど｣


NK｢えっ、僕でいいんですか？｣



あー、決まってなかったパターンか



まぁどっちにしろ


ダンスメインの子は

ニキくんとヒスンくんだったし


マンネの自分が選ばれるとは

思ってなかったのかもな




｢俺たちは共通点が沢山あるから｣


NK｢共通点？｣


｢まあ色々話そう
ジェイくんも混ざる？｣


JY｢もちろんです！｣



それから少し話をした


俺らには共通点もあって

分かり合える部分もあるし



俺が力になれることもあるだろうからって




それに幼くして渡韓した二人が


一緒にダンスをするのも

いい話題作りになるはずだ




俺の経験をニキくんからメンバーへ


そうやって成長していくのもありだと思った




俺みたいに、日本に帰るような事には


なって欲しくないしな





NK｢凄く、嬉しいです
ありがとうございますっ｣



お辞儀をされて、頭に手を乗せると


人懐っこい顔で照れくさそうに笑ったニキくんに




キュンとした







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