記憶の欠片を拾い集めてーculminationー2

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Aがキッチンへ行ったあと



俺は天井をぼーっと見ていたが


そういえばスマホを見ていなかったと

スマホを探すと



ベッド脇のチェストの上に

充電されて置いてあって


流石Aだなと思いながら
スマホを起動させた




カトクの通知がえげつなくて


慌ててアプリを開くと

メンバーやマネヒョン、PDからかなり連絡が来ていたから



上から順に返信して




最後に一番下のメッセージを見て驚いた





昨日


俺らが練習していた時に

送られてきていたものだった







A《車に轢かれそうになってた子猫助けたらちょっとだけ怪我してさ
かすり傷だけだけど念の為病院行ってくる
俺は全然大丈夫だから心配しないで》






｢A…｣






俺はゆっくりと体を起こして


少し歩きづらい体を無理矢理動かし



料理を作るAを

後ろから抱きしめた




A｢ユンギ？
体動かして大丈夫なの？｣


｢A…｣


A｢ん？どした？｣


｢連絡ちゃんとくれてた事
言ってくれたらよかったのに…｣



きちんと俺に連絡してくれてたのに


俺はAを殴って何度も責めた




そんなの、誰でも嫌な気分になるはずだ




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