. ページ23
.
｢ん"……ぃ…｣
意識が浮上した瞬間
体が悲鳴をあげる
でもその悲鳴は
愛おしいものだった
そっと目を開けると
抱きしめられながら
腕枕された腕で、頭を撫でられている
A｢少し無理させたね…
体、大丈夫？｣
少し…な
｢ん…｣
俺は痛む体を動かし
Aに抱きつきながら
胸元に顔を埋めた
A｢大丈夫じゃないでしょ｣
｢ん…でもいい…
大丈夫じゃないのが…好き｣
A｢可愛いね、ユンギ｣
｢A…｣
A｢んー？｣
｢しゅき…｣
A｢まだ寝起きだから呂律回ってないね
んふふ、うん、俺も好き…｣
ちゅっ、とキスをして
またAの胸に顔を埋める
暖かくていい匂いがする
安心する
A｢もう怖くない？｣
｢ん…
でも、傷痛そう…｣
A｢そんな事ないよ
ユンギと触れてる間は気にならない｣
｢じゃあ治るまでずっと一緒にいろ…｣
A｢ふ、そうしようかな｣
A｢お、そうしたいところだけど
一瞬だけ痛むかも｣
｢ぇ？｣
A｢朝飯作ってくるよ
ユンギはこのまま休んでな…？｣
ちゅっと目尻にキスをしたAは
ゆっくりと離れて
離れんなって言ったのにと思いつつも
優しい顔に心臓がじわっとして
安心して送り出した
Aは絶対
居なくならないって
分かっているから
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
BINA(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます！😊 (1月30日 10時) (
レス) id: f6bd38b9cb (このIDを非表示/違反報告)
ミク - やっぱり最高です！いつも楽しく見させてもらってます！(*´▽｀*) (1月27日 13時) (レス) @page14 id: 9ef243ee9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：BINA
| 作成日時：2024年1月16日 16時
